マジカル・キャンプ 2009
Photo: Naoko Hirose
各ステージが奏でるリズムが心地良く響いてくる。音楽に耳を傾けながら会場を廻るオーディエンスの目に飛び込んでくるのが、会場にちりばめられたアートワークだ。今年のマジカルキャンプはアートからも目が離せない。
Photo: Sachiko Sekiguchi
マジカル・キャンプ・アートプロジェクト「The IMAGIKAL」は、4月のVol.001、8月のVol.002とその存在感を発信し、Vol.003である今回のマジカルキャンプでは、会場の至る所でアートワークを魅せていた。メインステージのあるエリアでは多くのライブペインティングが行われ、時間の経過と共に表情を変えていく作品は会場の空気をそのまま取り込むように、一筆一筆描かれていく。センターハウス内にも立体の作品やライブペインティングが配置され、来場者はくつろぎながら思い思いのスタイルで作品を楽しんでいた。
Photo: Sachiko Sekiguchi
今年のマジカル・キャンプでは新しいアートプロジェクトとして「マジカル郵便局」が開局した。「つながる! つたわる! マジカル!」をコンセプトに、手紙で想いを伝える良さを再発見してもらおうと開局した一日限りの郵便局だ。主催は飛生アートコミュニティー。ポストカードを公募し、それをオリジナルポストカードとして販売。売り上げは、中渓宏一さんの「地球を歩いて木を植える」活動に寄付される。局内にはポストカードが天井から連なってディスプレイされおり、お客さんはポストカードののれんをかき分けながら、お気に入りの一枚を探していた。ポストも用意され、実際に投函も可能。いつもとは違う環境の中で大切な人にメッセージを書いてみるのも楽しい。幼稚園生や小学生の作品もあり、マジカルキャンプが年齢に関係なく楽しまれていることを感じさせるプロジェクトだ。
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