DOTMOV FESTIVAL 2008

HAPPENING

DOTMOV FESTIVAL 2008」は、未知なる才能を持ったクリエイター発掘と作品紹介の機会の創出を目的に開催されるデジタル・フィルム・フェスティバル。世界中から作品募集を受け付け、寄せられた作品は、ゲストクリエイターにより優秀作品を選出、ウェブサイトでの公開に加え、2008年11月より国内外の会場(14カ所[予定])で上映します。今年集まった作品総数は、世界37カ国から289作品。

上映会場・期間

11月08日〜12月06日 札幌 FIX・MIX・MAX! 2 (CAI02)
11月01日〜11月30日 仙台 せんだいメディアテーク ※1
11月04日〜11月28日 東京 MAM
12月09日〜01月12日 東京 サンシャインスタジオカフェ ※2
10月31日〜11月03日 静岡 SCVF Vol.04 (CCC)
11月01日〜11月03日 愛知 みんなで育てるアニメーション
11月12日〜11月24日 大阪 digmeout ART&DINER
11月11日〜11月16日 京都 カフェアンデパンダン ※3 / 映像★スタジオ1928
11月05日〜11月19日 神戸 神戸芸術工科大学図書館
11月23日〜12月18日 福岡 THE NORTH FACE ストア福岡店 (2Fギャラリー)
10月17日〜10月26日 チューリッヒ ILLUSTRATIVE 08
11月19日〜12月31日 香港 MOCA China
11月21日〜11月25日 ベロオリゾンテ arte.mov
11月25日〜11月30日 サンパウロ arte.mov

※1 メディアテーク7階フロアに設置したモニターで上映します。
※2 貸切パーティの際は上映がありません。ご来場の際はサンシャインスタジオカフェのサイトでスケジュールをご確認ください。
※3 11月11日(火) 19:00〜23:00 PICASSO presents「ACQUA ALTA」meets DOTMOV開催
丸太町クラブメトロで展開中のマンスリーテクノパーティ「PICASSO(ピカソ)」のレジデントDJたちによる特別出張版「ACQUA ALTA(アクア・アルタ)」。普段のクラブとは一味ちがったゆるいラウンジスタイルで毎回、アンデパンダンの平日の夜を怪しく演出。そして今回はアンデパンダンにて上映期間中である「DOTMOV FESTIVAL 2008」の映像とのコラボレーションが実現!入場無料となっていますので、ぜひお気軽にお越し下さい。

上映作品 (ウェブ上での公開は終了しています)



  • The Mountain of Ling
    8:00 | 2008 | Thailand
    Dir: Michael Paul Young
    Music: Ghostly Records & Michael Cina
  • 初めてこの映像を見た時には少し当惑させられた。正直言うと、どのような作品なのか全く分からなかったから。作品の尺や構築法(絵画調のカリグラフィーや象徴的なスクリーンテストの組み合せなど)は、どんな明確な説明も拒むほどである。ある種の物語構造があり、感情の記録や観察が8つの章に中断(または組織)されていくうちに、それを解明しようと何度も繰り返し惹きつけられていった。
    他の映像は特定しやすく解りやすい。みなユニークだが、展開が創造できる、音楽を軸としたアニメーションがほどんどだから。この映像が僕の気を引いたのは、そうではなかったからで、それが何かを解明したいと思わせた作品。
    選出・文:Feed Deutschland


  • Asadoya Yunta
    3:38 | 2008 | Japan
    Dir: Power Graphixx, Kentaro Fujimoto
    Music: Omodaka
  • 沖縄県八重山地方の民謡『安里屋ユンタ』は沖縄音楽の名曲である。現在YouTube内を検索すれば様々な人々のバージョンを手軽に見ることができる。 そしてそのほとんどは沖縄の美しい自然と三線と民謡歌手による実写映像だ。初音ミクや鏡音リン(どちらも日本の音声合成DTMソフト、およびイメージキャラクター)バージョンなどもある。いずれにしてもこの楽曲は、日本では『てぃんさぐの花』と並ぶポピュラーな島唄であり、日本の中の外国、異文化としてのエキゾチシズムを強く呼び覚ます“洋楽”でもある。
    唄の内容は、江戸時代にこの地方を統治した琉球王国の役人と現地竹富島の絶世の美女(当時16歳)との物語。権力を持った単身赴任の役人「目差主(みざしぃしゅ)」が傲慢にも島一番の美女「クヤマ」に現地妻にならないかとプロポーズするお話である。
    寺田創一はこの楽曲を大胆に再構築し(ドメスティックな「初音ミク」レベルを遙かに超えた)世界水準のチップチューンで表現した。そして、ほぼ外国語に近い歌詞を藤本健太郎がタイポグラフィで視覚化し、小松好幸がワイヤーフレームのコンピュータグラフィックスで映像化している。言葉で書くとなんということもないのだが、このオーディオ・ヴィジュアル・プロジェクト「Omodaka」の作品は今回のDOTMOVの中でも断トツである。
    テクノロジーミュージックとしてのチップチューンと、CGの最も基本的な手法であるワイヤーフレーム、そして音声言語としての八重山言葉のタイポグラフィで『安里屋ユンタ』というエキゾチックな物語を紡ぐことは、安易な素材入力(スキャニングやサンプリングも厳密にはあるだろうが)に頼らないゼロからのクリエイションという点で筋が通る。不可視のものを音と映像で実体化しているという点でこの作品ははっきりと一本の筋が通っている。特にその映像は、海中と空中での光の屈折度の違いや、見えるはずのない物質の粒子、そして八重山諸島の“気”とでもいうほかないアニミズムの考え方を映像化しておりその解釈は見事である。
    当然最新の技術、最新の3DCGソフトウェアを使っていることは窺い知れるが、ここでは触れない(というか私は知らない)。
    サァ安里屋(あさどや)ぬ クヤマによぅ
    サァユイユイ
    あん美(ちゅ)らさ 生(うんま)りばしよぅ
    マタハ~リヌ ツンダラ カヌシャマヨ~。
    選出・文:Jiro Ohashi


  • Looking Thru the B-sides
    7:50 | 2008 | USA
    Dir: Golden Lucky
  • 「ジェイミー・アンド・ザ・マジック・トーチ(80年代イギリスのTVアニメ)」と「パフスナット」とアニメ映画「イエロー・サブマリン」と「ミスター・ベン」と「不思議な国のアリス」と「ナルニア国物語」を一緒にしたような作品。断定的ではなく、比喩的なセンス。物理的な可能性より、むしろ私たちの想像力のパラメータだけによって制約されるパラレルワールドに存在する実験的経験構造に隠れた/超えたアイディア。創造力を駆り立て物語を豊かにするアニメーションと美的センス。一貫して楽しませてくれるリズムとドラマ。興味を引くキャラクター。皆が抱く夢で包まれた物語の傑作。
    選出・文:Ian Anderson (TDR)


  • Mirror
    3:40 | 2008 | Japan
    Dir: Teppei Kuroyanagi
    Sound: Takahide Higuchi
  • とても退屈な固定カメラアングル映像から生まれた、最高に面白い作品。この作品の中で使われているシンプルな視覚トリックが見事である。また、素晴らしいアイディアが表現できた時に、そのアイディアが本当に輝くということを教えてくれる作品でもある。
    選出・文:Yoshi Sodeoka (c505)


  • Herr Bar
    3:07 | 2008 | Austria
    Dir: Clemens Kogler
    Music: Clark (Warp Records)
  • 身体のパーツを利用して作られたこのイギリスのミュージシャン、クラークのミュージックビデオ「Herr Bar」は、特有の夢幻的な音楽と共に、夢の中にいるような魅惑的な世界に私たちを導く。
    指と耳でできた茎や葉、華やかに満開する濃艷なくちびるでできた花びら、腕、足でできた鳥が懸命に歌い飛び回る。レトロ風のヘアスタイルのような木々のある公園を過ぎると、野原を抜けてどこかに力強く走る髪で作った子犬に会える。空想科学小説に出そうなクレメンス監督のユニークで超現実的な小宇宙に出てみよう。ただ、口が動く木の下にいると食べられてしまうかも知れないので要注意。
    選出・文:Sugarcube

  • The Agony and The Ecstasy
    3:00 | 2008 | USA
    Dir: Parker Ito
    Sound: Kevin Ferguson

協力

  

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