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DOTMOV FESTIVAL 2015

HAPPENING

優秀12作品が選出!今年も9月から世界各都市で上映開始!

DOTMOV」は、未知なる才能を持ったクリエイター発掘と作品紹介の機会の創出を目的に世界中から作品募集を行い、開催されるデジタル・フィルム・フェスティバル。2003年より開催され今年は13回目の開催となる。本年度の応募作品総数は、世界16カ国から209作品。12作品がゲストクリエイターにより優秀作品として選出され、国内外の会場で上映されます。なお、今年は特別招待部門として2作品を追加した全14作品を各都市で上映致します。

今年はこれまで同様の一般部門に加え新たに募集を行った、札幌を拠点に音楽やアートを中心に様々なクリエイティブを発信するレーベル「SenSe」とのコラボレーション「SenSe V.A 04」MV(ミュージックビデオ)部門の作品も上映されます。

DOTMOV2015

上映会場・期間

09月01日〜09月30日 札幌 チカホ北2条デジタルサイネージ
09月21日〜09月27日 名古屋 シアターカフェ
09月26日〜09月27日 札幌 MIRAI.STカフェ
10月09日〜10月10日 福岡 紺屋ギャラリー
10月19日〜01月16日 静岡 CCC 静岡市クリエーター支援センター
11月01日〜11月15日 京都 カフェ アンデパンダン
11月01日〜11月18日 東京 TOKYO CULTUART by BEAMS
11月05日〜11月22日 大阪 ディグミーアウトART&DINER
11月15日〜11月20日 岡山 キャンプ
09月11日〜09月11日 バリ ルマー・サヌール・クリエイティブ・ハブ
09月19日〜09月19日 ジョグジャカルタ ピナスシカ・クリエイティブ・フェスティバル
10月16日〜10月17日 香港 ビデオタージュ、キャトル・デポ・アーティスト・ビレッジ
11月26日〜11月26日 ロンドン 大和ジャパンハウス
11月27日〜11月28日 ストックホルム アンダー・ブロン

上映作品 画像をクリックすると映像をご覧いただけます。


  • 1 trace
    Trace
    01:04 | Japan | 2015
    Dir: 宮嶋風花
  • 宮嶋風花氏の「trace」は、普段は見られない人の痕跡に関するショートフィルムだ。真っ白い街が登場する。遠くから人・車・看板が混ざって見える。そして、一人で徐々に近づいて来る。やっと今の状況が把握でき、これからだと思った瞬間、速やかに近づいて突然止まる。
    最後のシーンで、それが一塊の半透明のセルであることに気付き、思わず歎声を上げた。CGだと思っていたのに、それが半透明のセルを一枚ずつ重ねて制作したストップモーションアニメーションであることに気付いたのだ。「痕跡(trace)」は、時間の中で存在する何かが行き去り、その後残ったイメージの残像を、空間的に積み重ね、視覚化し、美しい映像美が感じられる作品に仕上げたことには非常に驚いた。新鮮な手法にシンプルなこの映像がさらに魅力的に感じられるのは、複雑に重なっているセルにも拘わらず、無駄なところなくきれいに引き出している演出力のおかげだ。斬新な手法の演出と監督のウィットを奇抜に感じる。監督の次の作品が楽しみになっている。
    選出・文:Ki Young Park (Sugarcube)
     
    一瞬で視覚から消えてしまう情報(軌跡)を可視化することによって、人の日々の営みも膨大な情報の積み重ね(もしくは垂れ流し)であり、瞬間とはさらに細かい単位の時間の重なりだということを思い知らされる。時間と空間の”概念”を再考させる良作。
    選出・文:Kenta Torimoto
     
    DOTMOVの審査依頼書には毎年こう書かれている。「お一人1作品の選出(可能な限り同一作品を選出しないようお願い致します)」。つまり、審査員は極力重複しない作品を選出するのがいつものルールである。他の作品を選びかけたが、ルールを破り「trace」を選出。インパクトがあった。YouTubeにある「trace(他のversion)」も素晴らしい。
    選出・文:Hideki Inaba

  • 2 Tear Drops
    Tear Drops
    03:28 | Japan | 2015
    Dir: Seaside Boy a.k.a 川中玄貴
    Music: Matsuid (SenSe V.A 04)
  • この作品は、最後まで鑑賞者を惹き付けてやまない魅力的な物語性という“強力な視覚美”をもった発明であり、同時にありきたりな真似事ではないデジタルそのものである。抽象的でグリッチな映画や作品に似た構造技術を使用してはいるものの、切り札として起用するのではなく、物語を伝える術でしかない。
    ストーリーを伝えるということは、私にとって、モーション・グラフィックスの最も重要な要素だと言える。何か新しいモノを創り出そうという時は「(非常に抽象的な意味になるが)理由」が必要になる。そして公開された作品に重要なのは「なぜ私たちにそれが可能だったか」よりも「テクノロジーが何を可能にしたか」なのだ。
    選出・文:Ian Anderson (TDR)

  • 4 viscode
    Viscode
    03:44 | Indonesia | 2015
    Dir: Panji Krishna
    Music: Slate (SenSe V.A 04)
  • 新たな才能(?)を見出すには、批評ではなく賞賛が必要だ。重箱の隅をつつくようにその瑕疵を探すのではなく、作品の美点をこそ血眼に探すべきだ。特に現在はそう思う。正しいか正しくないかではなく、今の先進国の10代、20代(もしかしたら30代も)はそのように育ってきたのだから。
    それでもこの作品は素晴らしいと思えた。海の中の回遊する魚の群れ、柔らかく毛足の長い獣、唐突な岩、二色の油性絵の具の反発、そして混じり合う様。作者が意図したか否かとは別のレイヤーに、生理に訴える豊かなイメージを喚起している。それは言語や育った環境や経済とは別に存在するもの。ツールを得ることで制作され、その環境で育まれた才能だと思えた。
    選出・文:Jiro Ohashi

  • 3 Budding, Swelling
    めがでてふくらんで
    07:20 | Japan | 2014
    Sound&Dir: 薄羽涼彌
    Motion Capture Dataset: Carnegle Mellon University
    Hand 3D model: Gilles Pfeiffer
  • まず、作品としては全体的にランダムな印象を受ける。しかし何度も観るうちに、非常に考え抜かれたものだと気づくはずだ。編集もとても効果的かつ魅力的である。アニメーションはシンプルでスタイリッシュ。またサウンドも非常にいい。本作は、現代の超現実主義な傑作である。
    選出・文:Yoshi Sodeoka (c505)
特別招待上映作品 

 

  • 1 nothing
    Nothing
    02:33 | Japan | 2015
    Dir: Patanica
    Music: Qrion
    Photographer: 門間友佑
  • 2 jellyfish
    Jellyfish
    04:50 | Japan | 2014
    Dir (Shooting, Editing): 藤代雄一朗
    Music: owtn.
    Production Manager: 上野剛太郎、下田翼

協力

協力メディア

Creative Manila, designboom, IdN, Japan Design Net, Netdiver Mag, REVOLUTIONART Magazine, SUPERIOR Magazine, TOKYO CULTUART by BEAMS, Web Designing, 10magazine

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