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グアナコ(サルバドル人)デザイナー達

PEOPLEText: Erika Saca

世界の住人が、世界クラスのデザイナー達を生み出す。エルサルバドルの家具デザイナーたちの新鋭の品種は、現存の証拠であり、ニューヨークで行われる今年のICFFで見逃してはいけないものである。


Eugenio, Alfredo, Roberto, José, Harry and Claudia. Photo: Rodrigo Tablas

ICFFとして知られる国際現代家具見本市は、世界中の最高のデザインを集めて展示する、年に一度のイベントである。政治的波乱、ギャング、ププサでより知られるエルサルバドルにとって、これがICFF初参加となる。この国では、今までデザインはたいして重要視されるものではなかった。

この、まだ名が知られていない新参でありながら、最高にいかしている「グアナコ(サルバドル人の意)」デザイナー達を紹介しよう。


Roberto Dumont

ロベルト・デュモントのなめらかなイスは、家具好きにとっての「トランスフォーマー」のおもちゃのようだ。ユニークで、洒落っ気があって、それでいてスタイリッシュさだ。『このチェアコレクションは、2つの基本的要素からできています。アルミニウムのベース構造と、ぴんと張るシート部分です。この構造は、交換可能なシートとベースによって、いろんな組み立てを可能とします。ソファや待合室席も、ベース構造への小さな組み替えによって、簡単に組み立てることができます。』


José Paredes / 5 PATAS AL GATO

彼の昆虫のような創造物は、どんな部屋の装飾品にもなる。ホセ・パレデスのテーブルは、この毎日使う家具の天性を問いただす。使っていないスペースは消え、テーブルに新しい性質を与える。結果は、 洗練されたデザインとユニークなデザインの合体である。『分類学は自然の原理に基づいたコレクションです。“タスクを遂行するのに必要なものをつかう…”これでは、テーブルの上を飾り付けるスペースをなくしてしまう。だから、代わりにテーブル自体を装飾的要素にするんです。』

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