MEG

PEOPLEText: Wakana Kawahito

10代20代女性から圧倒的な支持を受け、ミュージシャン、モデル、デザイナーと幅広く活躍するMEGが、メジャーデビュー第一弾のアルバム「BEAM」を2007年12月5日に発売する。これまでインディーズでは、8曲のシングルと2つのアルバムを発表し、セカンドアルバムが、iTunes Music Storeのポップアルバム部門で1位を記録した。

i-depのナカムラヒロシを始めとしたサウンドクリエーターのプロデュースにより楽曲を発表してきたMEG。メジャーデビューアルバムとなる今回は、満を持した船出と言えよう。中田ヤスタカ全面プロデュースの下、MEGからのあつーいビームを感じる作品となった。

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今回のCDアルバム「BEAM」のテーマを教えてください。

元気を保てるようなアルバム。一人で家で聞いてもいいし、クラブで聞いたらみんなで楽しめるし。ドライブや通勤中に聞いてもらっても。シーンを選ばず、自由に今の生活の一部に使って欲しいですね。例えば、パソコンでの仕事中に聞いてもらったら、気分があがって作業の効率もUPすること間違いなしです。(笑)

アルバム全曲の歌詞も書かれていますが、どのような女性像をイメージして書かれたのですか?

結局明るい女の子ですかね。ポジティブな人やモノのにはハッピーな出来事が訪れますでしょ。そんなハッピーをお届けしたいなぁと。私自身も毎日を楽しく過ごすことがモットーなので、聞いた人も明るく前向きな気持ちになってくれたら嬉しいです。

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プロデューサーに中田ヤスタカさんを迎えての楽曲づくりはいかがでしたか?

中田くんとの共作という意味では「甘い贅沢」というシングルを一緒に作ったのが最初です。彼が作る音は私も好きで、良いと思うモノや好きなものが近いのでやっていてとてもスムーズですね。今回実は、曲数とレコーディングスケジュール以外いっさい決め込まずとりかかったのですが、好きなアルバムになりました。ライブが楽しみになります。

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ミュージシャン以外にも、モデルやご自身が手がけられているブランド「Carolina Glaser」のデザイナーとしてもご活躍されていますが、それぞれの仕事をどのようなスタンスでやっているのですか?

「ウキウキ」「ワクワク」を創る事が、音楽もファッションも全てのことにおいて、キーワードになっていて。“人と繋がる”ことが目的なので、音楽やファッションはその為の一つのツールとして捉えていると言うか、私もそうなんですけど、ファッションだけとか音楽だけしか興味ないって人よりも、みんな生活が軸にあって、それがそこにプラスアルファで楽しみとして加わってくるものって感覚のほうがリアルに感じるし、遊びのアイテムとしてコミュニケーションのツールになったりできたらと思って。

音楽なら聞いた人がほんのちょっと元気な気分になってくれると嬉しいし、洋服も同年代の女の子たちが普段着たいと思えるような服が作れたらいいな、と。自己満足的な作品の披露ではなくて、実際に着て喜んでもらえるファッションを追求しています。今回のアルバムもある意味、サプライズプレゼントを準備していたような作業工程でした。そのサプライズのために長い間色々と準備することが楽しいんです。みんなが驚いたり喜んだりしてくれる顔を思い浮かべながら作業することが単純に好きなんでしょうね。

では、今後別のことに挑戦することも?

そうですね、今一番やってみたいのはアフレコ(笑)!? ビジュアルというより声を使った新しいことをするのに興味があるんです。それ以外にもチャレンジしてみたいこともまぁいくつかあったり無かったり。

今月からはじまるライブについて聞かせてください。

とにかくライブが楽しみです。ライブをするためにこのアルバムを作ったと言ってもいいぐらい。そういう意味でも早くみなさんに楽しんでもらいたいです。

MEG NEW ALBUM「BEAM」
REMIX含む全10曲収録
発売日:2007年12月5日
価格:2,500円(税込)
UPCH-1571 
発売:ユニバーサルミュージック
https://www.megweb.jp

Text: Wakana Kawahito
Photos: Courtesy of Universal Music Japan © MEG

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