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ドークボット TΩKYΩ

HAPPENINGText: Yasuharu Motomiya

そして、天才的な着想で実験映画とはなんぞやというある意味一つの答えを提示してくれた奥山順市は、少し肌寒かった東京の夏の終わりを間違いなく熱くした。その映画に対するあくなき情熱を感じずにはいられないマイクパフォーマンスは全盛期のアントニオ猪木と比肩するほどで、「ヒューマン・フリッカー・映画誕生」では最終的に今日は調子悪いから次に行きましょうといって強引に終了させる。

しかし、作品が成立するしないに関わらず、それでも彼がわれわれに伝えたいことが不思議と伝わってくるのは60年代から現在まで真摯に映画と向かい合ってきたことの証左であるし、最後に行われた「FILMUSICA」は自身が大変愛着があるという8ミリの音声の伴わない昔のフィルムの音は一体どんなだろうという純粋な欲求を実現し、耳でミル映画という実験を行い、モンタレー・ポップ・フェスティバルでジミ・ヘンドリックスが見せたパフォーマンスばりの演奏を、フィルムを弦に映写機を楽器としてピコピコ光る宇宙的なツールを手に行った。映画、アート、電気、音楽をとてつもない情熱で横断し表現する姿はなんともかっこいい。

また、誰にでも開かれた企画として「公募5分プレゼン/ライブ」に電気を使った様々なおもしろい作品が登場。平#重行は風呂場で機能するインタラクティブなユーモアある作品を発表し5分という短い時間ながら説得力のあるプレゼンテーションを行っていた。

このドークボットは東京だけでなく世界各地で同時に進行しているイベントでありプロジェクトであるという。電気という非常に魅力的かつ危険な存在に引き寄せられる人々、この先このようなネットワークがどんな広がりをみせ発展していくのか注目されるところだろう。

ドークボット TΩKYΩ
日時:2006年9月16日(土)18:00〜21:00
会場:日本科学未来館 7F中庭
住所:東京都江東区青海2丁目3−6
TEL: 03-3570-9151
協力:エンターテイメントコンピューティング2006、日本科学未来館/東京エール
http://dorkbot.org/dorkbottokyo/

Text: Yasuharu Motomiya
Photos: Yasuharu Motomiya

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