メタモルフォーゼ 2006

HAPPENINGText: Jo Phirip

メタモルフォーゼは、幅広いジャンルから、すごいラインナップのアーティストたちが出演する、国内でも最大規模の野外エレクトロニック・ミュージック・フェスティバルだ。

私はこのパーティのファンであり、今回はインスタレーションスタッフの一人だった。私はレイバーではないし、音楽にも詳しく無いが、毎年知らなかったアーティストにも感動し、すごく楽しんでいる。そんな視点から、今回のパーティの紹介をしようと思う。

今回の開催地は自転車の国 サイクルスポーツセンター(静岡県伊豆市修善寺)である。昨年、一昨年はこのパーティに行けなかったので、この場所ははじめて。

ステージ構成は「ソーラー」「ルナ」「プラネット」の3つで、メインはライブ中心の「ソーラー」。このステージは各アーティスト間に1時間の休みがあるので、その間に興味のある他のステージに行ったり、飲食を楽しんだり、休憩したり、好きなように動こうと思った。

まず、気温も少し涼しくなってきた夕暮れ時、始まったのはコノノ・ナンバーワン。演奏が始まると、場内が夏の終わりの楽しいパーティの雰囲気になった。周りの山々、どんどん張られていくキャンプ場のテント、屋台などの風景が段々楽しげに見えてきた!

このあと、すぐにルナ・ステージの方へ向かう。 思った以上に遠くて疲れてくる、、。そんな道中を楽しませてくれたのが、道の途中のインスタレーション。光るきのこが沢山生えて?いたり、鏡を沢山付けた大きな道具に光を当てて、壁に反射させる人力VJのような人がいたり、その隣ではなんか頭がくらくらするような光を放つミラーボールが設置してあって、「おおー!!やられたー!!!!」と思う。

後で知った所によると、これらは毎年このパーティに参加しているらしい。光るキノコは、IAMAS(国際情報科学芸術アカデミー)の生徒のデコレーション。人力光VJは、黒沢組。映画の黒沢明関係の人たちで、人力にこだわり、趣味でこういった活動をしているらしい。
くらくらするミラーボールは、神鬼廊(Shinkilow)。音楽的な新しい照明技術により、光の神秘を表現し空間を演出する集団アートとのこと。色々な所でやっている。

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