ソナー 2006

HAPPENINGText: Julio Cesar Palacio

17日土曜日夜。前日の夜と同様に、「ソナークラブ」にて大道具とデコレーションが大掛かりな力強いコンサートの一つが始まった。言うまでもなく有名なアリソン・ゴールドフラップ。

彼女のエレクトロニック・ポップの公式がメインストリームになりつつあるとしても、この土曜日の彼女のショーに参加した人の数の膨大さから分かるように、ゴールドフラップはエレクトロニック界のアンダーグラウンド陣にまだまだ人気がある。アリソンは、セクシーで、イギリスミュージック界における退廃的な魅惑をもつ新しい歌姫である。


Goldfrapp

「ソナークラブ」のステージに現れるテクノとエレクトロニックのフレンチプリンセスの前に、素晴らしいDJセットのライブを行ったイギリスのMFAのセッションで観客はエンジンを暖めることができた。それはミス・キティンに受け継がれ、最高潮を向かえる。ミス・キティンは、大衆にも大受けの、エレクトロ・ハウスとミニマル・テクノのセッションでみんなを活気づけた。


MFA

朝の5時から日の出まで、疲れてはいるものの満足気な「ソナー06」の参加者は、「ソナーパブ」で繰り広げられるテクノシーンのビッグアーティスト2人のセッションに合わせて踊るために集まった。

ベストクラブのレギュラーDJ、リッチー・ホウティンとリカルド・ヴィラロボス。ソナー06の閉幕に向かい楽しみは二乗された。この第12回目の開催は、44,000人以上の来場者があり、無限にも思えた。13回目にはもっと見ることができるのが充分にあり得る。ではまた来年!

SONAR 2006
会期:2006年6月15〜17日
会場:CCCB、MACBA、バルセロナ、スペイン
https://www.sonar.es

Text: Julio Cesar Palacio
Translation: Yurie Hatano
Photos: Julio Cesar Palacio

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