ネクスト・フェスティバル 2006

HAPPENINGText: Emanuelis Ryklys

イギリスのアンディー・ピアソンと彼の作品「パーク」は皮肉なストーリで人々に笑みを与えた。私はこの作品の素晴らしいコンセプトを気に入った。


“Park”, Andy Pearson (England)

もう一つのイングランドから来たクリストファー・スティールの「チューブ」は我々をロンドン地下鉄の日常へと誘った。私はその制作方法が好きだ。少しうっとうしい感じもしたがダイナミックだった。


“Tube”, Christopher Steel (England)

リトアニアのロカス・プラゴースカスの短い「クリスマス」ムービーのあとに、人々の間はしばらくの間静寂につつまれた。リトアニアではまだ雪が降っていて、だから冬ムードのビデオを見てもごく自然だった。


“Christmas”, Rokas Pralgauskas (Lithuania)

そしてリトアニアのシモナス・グリンスキーの「インフリックション」が画面いっぱいに広がった。同じくリトアニア人のヴィクトラス・グンダイエヴァスも彼のラジオを使ったアイディアを「レイディオアクティブ・ゾーン」でみせてくれた。この物語は古いロシア童話からインスピレーションを得たそうだ。

シギタス・コンドラタスは彼の20年前の傑作「ブガブー」を出した。けれど私はそれを恐れていなかった。そしてそれからジールス・ボーグ(イングランド)の気味悪い「ホーム」を上映した。ブー!本当に気味が悪かったよ。

アイヴァラス・オナイティスの幻想的でサイケな「ソング」が我々の笑顔を再び取り戻してくれた。アイヴァラスはいろんなプロジェクトを企画していた。彼はビデオも作れば音楽もつくる。彼の二つのバンド、ソーヤー・モディファイドとヘッド&ショルダーはそれぞれまったく違ったスタイルをもっているけれども両方とも実に強いコンセプトとサウンドによって陶冶されている。

ラトヴィアのオラ・ヴァシアイェヴァは彼女の「ナッシング」の中で何かを示したようだし、フランスのエミリー・オーゼルと彼女の鉄道トイレ「スグラビン」は私の気分をすこし台無しにした。でも多分それは彼女の計画通りだろう。強く良い作品だ。ヴォーガン・ピリキアンの暗く長い「マーマーズ」が一日目の幕を閉じた。

非常に選りすぐったそしていいスタートだった。

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葛西由香
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