ピクトプラズマ・カンファレンス

HAPPENING

10月末ベルリンにて、キャラクターデザインをテーマにした「ピクトプラズマ・カンファレンス」の第一回目が開催され、キャラクターデザイナーや熱烈なキャラクターファン達が集い、レクチャー、ワークショップ、スクリーニング、ライブパフォーマンスを3日間に渡って行った。荘厳な雰囲気を持つ「CAFE MOSKAU」は、プレゼンテーション、即興的なドローイング、様々なクリエイティブなコミュニケーションを行う場として完璧な空間で、世界から500名を超えるデザイナーやイラストレーターが、グラフィティアート、モーショングラフィックス、トイデザイン、アニメーションフィルムなど様々な形態でそれぞれのクリエイティブな探究を発表した。


2階のレクチャーホールでは、デザイナーとアーティスト達が、それぞれの作品や信念について、積極的なオーディエンスと共にディスカッションをしていた。レクチャーのプログラムのなかで、「フレンズ・ウィズ・ユー」(US)は、ダンスをしたり、プレゼントを客席に放り投げたりして盛り上げ、聴衆を引き込むエンタテイメント性の高いプレゼンテーションを展開。物を作るときのプロセスを楽しむこと、仕事と仕事ではないクライアントの間に明確なラインを引かないこと、という点を大切にし、形式にとらわれない姿勢を話していた。



Friends With You toys

奇妙で可愛い手縫いのぬいぐるみコレクションや、キャラクターをベースにしたインスタレーションやモーショングラフィックで、「フレンズ・ウィズ・ユー」は、幅広く、とても洗練された作品を発表し、聴衆の心を惹き付けた。


Illustration work by Madreal/Derrick Hodgson

29日、金曜日のレクチャープログラムでは、カナダのデザイングループ「MADREAL」のデリック・ホジソンが登場。ダブミュージックと田舎の風景の中に生息する、様々なキャラクターの世界へと見る者を引き込んだ。マンガ、グラフィティ、コンテンポラリーデザインの要素をミックスした彼のスクリーンプリントグラフィティは、別世界からやって来た奇妙な有機体のようにぐるぐる渦巻き、繁殖を繰り返すビジュアルアイコンを通して、技術的な進歩とその結果を具現化している。

レクチャープログラムの中での一番の見どころは、スイスのデザイナー、フランソワ・シャレの独創的なプレゼンテーションだった。


Francois Chalet’s 2d digital alter-ego in action

会場のスクリーン上に映し出された猫のキャラクターを操作し、彼自身は別室のマイクで話をしていた。そのキャラクターの動きは、あらかじめプログラムされているのではなく、彼自身がコントロールしているので、彼の化身となって、デザインワークを紹介し、聴衆にダイレクトに反応することができていた。話の中で、ある聴衆の1人が手を上げて、ちょっと喧嘩ごしに「君はどこにいるんですか?」と質問した時の反応も興味深かった。シャレは即座にキャラクターでジェスチャーをし、「ここだよ!」と伝え、ユーモラスなエフェクトをそのキャラクターにかけ、プレゼンテーションは聴衆の笑いと共に終わった。


Mad character scientist Francois Chalet in his secret room

「CAFE MASKAU」の真向かいにある印象的な建物「キノ・インターナショナル」。ここでは、アニメーションのショートワークから、新しいタイプのモーションデザインやキャラクターアニメーションなど、目を見張るようなアニメーションをフィーチャーした、素晴らしく構成されたプログラムが行われた。


Kino International

アニメーション用ソフトウェアの技術が、どれだけ新しくかつ想像力に富むスタイルを生み出すのに関わっているかという点を強く感じた。

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