EBOY「ピクセレスク」展

HAPPENINGText: Lotje Sodderland

eBoy」初のバルセロナでの展覧会「ピクセレスク」が、マクサロット・ギャラリーにて5月7日オープンした。ベルリンを拠点に活動するピクセルアートの巨匠とも言える彼らの世界は、ロボット、不思議な乗り物、大量破壊兵器などがぎっしり。この展覧会では、eBoyの23作品が、キャンバスに印刷され、クラシカルな金の額縁に入れられて展示された。これは、グラフィックデザインを近代美術のように “アート” のように楽しんで欲しいという、マクサロット・ギャラリーの想いからだ。

初日のオープニングパーティーでは、グラフィックデザインの展覧会にあえてベートーベンやモーツァルトなど “ウィッグ世代” のクラシック音楽をチョイスし、ちょっとひねりを加え、豪華なシャンパンも振舞われ、会場はコミカルな雰囲気に包まれた。

残念ながら当日、eBoyは参加できなかったのだが、マクサロットのスタッフはその1週間後、彼らのベルリンにあるオフィスで彼らに会う機会に恵まれた。eBoyは、ステッフェン・ザワータイク、スベンド・スミタル、カイ・ベルミア、ピーター・ステムラーの4人が1998年から活動しているグループ。(上の写真)

「ピクセレスク」では、おなじみの「eCity」シリーズの他に、新しい作品が登場した。砂漠のような風景にインカ文明の雰囲気漂う建物と、巨大ロボットと戦う人間が描かれた作品だ。この作品の他にも、キュートなモンスターや、豪華な金の額縁に飾られた素敵な女性、「eCity」からの部分的なセレクションが展示された。

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