SHIFT 2004 カレンダー

THINGSText: Naoko Fukushi

綱島創(日本)

デザイナー。東京都内在住。現在、グラフィックデザイン、イラストレーション、ウェブデザインなどフリーランスで活動する一方、2人組で「Regina」という名義でも活動し日々精進中。

作品解説:この作品は、「思い」をテーマに制作しました。人間の常日頃頭の中で感じている“思考、想像、記憶、空想、理性”などが次々と入り混り、蓄積されていく様を立体的なイメージで表現しました。

レオ・デニス・ノーグレン(スウェーデン)

1971年、スウェーデン、ストックホルム生まれ。フォースバーグ・グラフィックデザイン学校でグラフィックデザインを学び、エレクトラックス・インダストリアルデザインセンターを経て、現在は彼自身のスタジオを持ち、プリント、アートディレクションを行なっている。ISというデザイン集団の一員でもある。

作品解説:非常にデータサイズの大きいイラストのレンダリングの一部です。ベクターで実験的なことをしていて、スクリーン上のレンダリング途中の画像を保存しています。そして、カメラでスクリーンに映っているイメージを写真に撮りました。元となった画像は、白黒の風景画です。

アダム・ラッシュ(アメリカ)

建築をバックグラウンドに持つ。デザイン、音楽、アートなど様々なメディアをミックスし、一つの流動的なムーブメントを作り出すようなライブパフォーマンスを行う。「完成した作品というのは、まだ未完成で、完成品とされているものは、別の事を始める為の言い訳だ。」

作品解説:この作品はピクセルとベクターの関係を模索しており、ここから情報が生まれてくるような何かをイメージして制作しました。

クズニシ・マイコ & ネス・ヒグゾン(アメリカ)

マイコは、ときどき現実的だがいつもはドリ−マ−。彼女はコンマ、 ルパート・シェルドレイク、ワサビ、グリーン豆が好き。ネスのある1日のお話。コンセプチュアルなことを考え始め、フランス映画とおいしいタイポグラフィーを少々加える。ティボア・カルマンの作品、DJクラッシュの音楽を加え、混ぜる。いつもお腹を空かせててる人物が思い浮かびましたか?

作品解説:2人で作った、小作品です。楽しんで!

ジュリアナ・スカプシン(ブラジル)

ブラジル、サンパウロに住む26歳のデザイナー。大学で広告を学んだ後、大学院ではグラフィックデザインを学び、ウェブデザイナーとして広告代理店とメディア関連の会社に勤務。現在は、ファッションとエンターテイメント関連の会社で、フリーランスのグラフィックデザイナーとして働き、プリントやデジタルメディアだけではなく、ファブリックやTシャツの制作も手掛ける。

作品解説:ブラジルの、眩しいくらい明るく、楽しい夏をイメージしました。

菊島信之(日本)

1976年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。現在は東京の広告製作会社でデザイナーをしています。

作品解説:テーマが自由でしたので、普段の生活で感じているもろもろのストレスを発散すべく、特になにも考えずに製作しました。最近はソリッドなものよりも多少生々しいものに心がひかれていますので、そういった傾向が作品にも表れているような気がします。

Shift 2004 Calendar
2003年12月10日発売開始予定
仕様:210 x 210 mm、28頁
価格:1300円(税別)
販売:Shift Production Limited, Japan

Text: Naoko Fukushi

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