OTOLAB

PEOPLE


今月は、「OTOLAB」という、ミラノをベースに活動するマルチメディアアーティストにお話を伺った。彼らは、ビデオをミキシングしてつくり出すビジュアルパフォーマンスや、マルチメディアの展覧会をイタリア国内のクラブなどで行ない、ヨーロッパで有名なVJフェスティバルにも参加している。

まずはじめに、OTOLABについて教えていただけますか?

プロジェクトは、2001年にミラノで活動開始しました。エレクトロミュージック、グラフィックアート、建築、ビデオ、ペインティング、マルチメディアなど様々なプロジェクトを行なうクリエイティブ集団です。今のところ、メンバーは15人で、ビデオとオーディオ両方に関わっています。メンバーは、それぞれ一人で動いたり、チームで動いたりなど、1人で複数のプロジェクトに同時に関わっていることが多いです。

作品制作の際、どこからインスピレーションを得ますか?また、制作をする時に何か心掛けていることはありますか?

私たちの作品は、ほとんどがチームで制作されるので、「どこからインスピレーションを得るのか」というのは、何か具体的に例を挙げるのは難しいです。チームで動くというのは、メンバーそれぞれが異なった方法があるものです。コラボレートするには、その異なった芸術性や文化的バックグランド、考え方、もちろんインスピレーションの源などを周りと比較しながら調整しなければなりません。例えば、XO00やMAIKKOが手掛けるプロジェクトは、ミニマリズムという概念が大きな影響力を持っています。MUDや DIES IREAの作品は、機械的な雰囲気が強い。また、TECH_DATAの作品は、レイブやブレイクビーツシーンに染まっている。オレゴンの作品は、サイケデリックな感じが強い、などのように。とはいえ、僕達の作品の最も主要な部分はラボで制作します。そこはメンバーが集まる共通のスペースで、話し合いをしながら、プロジェクトをまとめあげていきます。

OTOLABのスタイルや方向性を最も代表する作品を教えていただけますか?

これも、あくまで僕らはチームなので、「最も代表的な作品」を一つあげるのは、難しいです。強いていうなら、おそらくOTOLABの作品で一番有名なのは、「quartetto.swf」だと思います。これは、ラップトップを使って4人で行なうパフォーマンスで、4種類の、関連する音や映像のファイルを使って行なわれます。音と映像はマウスやボタンに操られ、その両方がまるで対話をするかのように、別のスクリーンに映し出されるのです。

現在、制作中のプロジェクトはありますか?

今は、アートゾイドに曲を作っている、リカルド・ノヴァのライブビデオプロジェクトを手掛けています。このプロジェクトでは、3人の映像アーチストが、その曲のオーケストラパートとエレクトリックのパートとコラボレートしていくというものです。他には、ボローニャのNETMAGE04のアナログビデオのプロジェクトも手掛けています。これ以外にもいくつか進行中のものがあります。

イタリアのクリエイティブシーンについてどう思いますか?

イタリアのエレクトロニックミュージックのシーンは、盛り上がってきてると思います。世界中からすばらしいアーチストが集まるフェスティバルもいくつかありますし。また、ナポリ、ボローニャ、トリノ、ローマ(実はミラノにはそれほど多くない)には、いいクラブも増えています。ライブメディアシーンやVJカルチャーについて言えば、注目すべきは、NETMAGEやイタリア・ライブ・メディアのようなフェスティバルです。僕達のメンバーにもオギノ・ナウス、シン、ボックス、ミリコンなどの素晴らしいパフォーマーがいます。

Text: Simone Biffi from Troopdesign
Translation: Naoko Fukushi

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