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アート・フューチュラ 2002

HAPPENINGText: Daniel Ramirez Centurion, Maria Paz Pedreros

アート・フューチュラは、コンピューターに関連したグラフィックアートのフェスティバル。13回目を迎えた今年は、この祭典が一番最初に催された都市、バルセロナにて開催された(昨年までは主にマドリッドにて開催)。スペイン国内はもちろん、ヨーロッパで活躍するデジタルアーティスト達にとっては、重要なイベントだ。

フェスティバル期間中、いくつかのワークショップも開催された。例えば、アレックス・グローの「シュレックからスパイダ-マンまで」という特種効果に焦点を当てたものや、ナブディア・コープの「シネマとビデオゲーム間の集中性」、3Dスタジオ・マックスのマーク・デ・ミキュエルとナボラマの「携帯電話用の高度なアプリケーション」、その他、ジョルディ・アロンソ、サン・マクロシステムズ、モーション・グラフィックスのジャビエール・ムラッド、メディアルナなどがオープンディスカッションに参加した。その他、今年スペインや世界中で制作されたデジタルアニメーションの秀作、ゲーム、ミュージックビデオ、フィルムグラフィックス、3D、特種効果、そしてアートと見なされるコンピューターに関連するもの全てを、このフェスティバルでは楽しむことができた。また、デジタルアート、グラフィック、そしてモーションについてのカンファレンスも同時に開催された。

オーディオビジュアル部門の一環として、デジタルフィルム・フェスティバル「レスフェスト」からの素晴らしい作品や、イギリス人アーティスト、シャイノーラの作品も紹介された。

ビデオゲーム部門では「マッデンNFL」のデザイナー、アーネスト・アダムスとコマンドスの創設者であるスペイン人のゴンザロ・スアレズが、アートとゲームに共通するアイテムや、エレクトロニック・レジャー・ビジネスにおける新しいムーブメントについて意見を交わした。

3Dについてのセッションと、視覚効果についてのセッションの間には、映画「指輪物語」でデジタル効果を担当したウェタ・デジタルが登場。アニメーションの監督を努めたアダム・ヴァルデスが、制作過程について語った。映画「スパイダーマン」(ソニー・ピクチャーズ)のテクニカル・ディレクターとして活躍したスペイン人のアレックス・グローは、映画「AI」と「シュレック」のプロジェクトと共に、彼の体験談を発表した。

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マリアンナ・ドブコウスカ
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