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デイビッド・ヴィンセント・カミュギーロ

PEOPLEText: Clarisse Dusser

7月のパリは、豪華なハッピービジョンで満ち満ちている月だ。次々とショーが開催され、国際的に有名なVIP達が勢ぞろいする。夏だからといっていつも晴天とは限らないが、2003年の春/夏コレクションからは、パリのトップファッションシーンに向けて様々な名前が浮き上がり、シックとファンタスティック、というアイディアが次々のリニューアルされている。

『むかしむかし、ある雪が降りしきる寒い国に、小さなお家がありました。夜になり、その小さな女の子は眠りにつきました。女の子が抱いていた人形は動きだし、彼女に服を着させ始めたのです…。』

この物語をプレゼンテーションで使用したのは、デイビッド・ヴィンセント・カミュギーロ。ショーでは、人形や王女達と戯れ、少女達に様々な色、装飾品、リボンがついたぶかぶかの服を着させた。地中海のコルシカ島出身である彼は、アニメや自分の子供時代からインスピレーションを受け、ファッションについての考えを再考し、フランスの特性を活かし、この業界で頑張っているアーティストだ。

新しい様式、実験的な色使いや素材のミックスは、彼がもつ完璧なテクニックと混ざりあい、変化と新鮮な風を吹き込むのにつながっている。今までに積んできた豊富な経験が才能と溶け合い、30歳の彼という一人のクリエイターを作っている。

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