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バーナム&ベイリー・サーカス

HAPPENING


すべては「ニューヨークの街を象が歩くぞ!」という題名のメールから始まった。すぐに僕は、それが毎年恒例の厚皮動物(カバ、象、サイなど)のパレードだということを知り、そのルートはマンハッタンを越え、クィーンズ・ミッドタウン・トンネルを抜け、マジソン・スクエアにまで至っている。そしてこのイベントは、ザ・リンリン・ブラザーズ・アンド・バーナム&ベイリー・サーカスの到着に伴うものなのだ。

ここでちょっとした小話を。この象たちを運ぶ電車は、もちろんマンハッタンまでは来ることができない。マンハッタン島に貨物列車用の駅がないからだ。そのかわり、動物達はクィーンズで下車しミッドタウン・トンネルを通り抜けることになるわけだ(その為、トンネルの一つは車の通行ができなくなる)。2番街から34丁目まで、そして街を通り抜けスクエア・ガーデンまでの行進が始まる。

僕とシフトのコントリビューターでもあるレイを含む友達3人とその現場に着いたのは、夜の12時ちょっと前。象の到着にこんなにも、やきもきさせられるイベントは、初心者の僕達。すがすがしい夜の中、おとなしく待っている僕達の目に飛び込んで来たのは、その瞬間を逃すまいと心待ちにしている人だけではなく、動物をこのように扱うことに対して抗議をする人たちだった。そのため警察官の人たちは交通整備だけではなく、イベントの混乱を防ぐ任務に追われていた。報道関係者も集まり、このイベントについての意見を聞かれてしまった。

1時間が経っても象の姿は見えない。群集の数は更に200人以上は増えたのではないのだろうか。すると、小型自動車の列がトンネルから現れ、象の行列が参上。何の指示も無しに、象は観客の方に向きおじぎをする。道路掃除スタッフが近くに寄り添いながら、象はニューヨークの街を歩いて行った。

それからイベントは、私から見ればスペインの「牛追い祭」の様になってしまった。一度象を見た群衆は、象のペースに合わせるかのようにまだ見ていない群衆と、34丁目に沿って合体してしまい(しかも、象の歩く速度は想像異常に速い)、僕達4人はお互いを見失ってしまった。しばらくすると僕自身も群衆からはみだすことができ、友だちとの再会に成功。この出来事が本当だと信じるには、実際に見る必要があるが、また一年待たなければいけない。その間に「グレイテスト・ショー・オン・アース」をチェックしてみてはいかがだろうか。

ザ・リンリン・ブラザーズ・アンド・バーナム&ベイリーサーカス
会期:2002年3月21日〜2002年4月7日
会場:ニューヨーク市マジソン・スクエア・ガーデン
http://www.ringling.com

Text: Michael Foronda From pOpform
Translation: Sachiko Kurashina

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