NEO2

PEOPLE

今月のSHIFTはスペイン特集。まずカバーデザインを制作してくれたのは、NEO2マガジンや、ORGマガジンの制作を手掛けるスペイン、マドリッドのデザインプロダクション、イプサム・プラネット。スペインでは最も知られるエディトリアルプロダクションの1つだ。彼らにNEO2マガジンや、スペインについていろいろと伺った。


まず、あなた達について教えてください

NEO2は、イプサム・プラネット編集による雑誌です。イプサム・プラネットはスペインマドリッドにあるクリエイティブ・スタジオで、カルティエ、レゴ、アディダス、ルイなどといった国内外の多くのクライアントと仕事をしてきました。現在、私達の仕事はグラフィックと印刷による創作活動を目的としています。

雑誌「NEO2」について教えてください。どのような雑誌ですか?

NEO2は、アート、ファッション、インダストリアルデザイン、建築、写真などをフィーチャーした流行雑誌です。基本的にはヒスパニックのクリエイティブを紹介したり支えたりしようというのが方針ですが、他の国のクリエイティブもオープンに受け入れています。

雑誌制作にかかわるメンバーは何人で、どのように制作していますか?

今事務所では9人が働いていますが、他に150人くらいのコントリビューターが記事を書いています。内容の90%は、NEO2のために特別に書かれたものです。この雑誌は、スペインのすべての都市で発売されていて、国外主要都市の発売元も号を重ねるごとに増えています。スペイン語と英語のバイリンガル版もいくらかあります。広告と売り上げの収入によって運営されています。

コントリビューターについて教えてください。

スペイン内外のフォトグラファー、スタイリスト、メイク・アップ・アーティスト、建築家、ライター、イラストレーター、ジャーナリストらからなる、大きなネットワークがあります。皆自分の作品を見せたいと、忙しく活動する人達です。(次号ではNEO2のために頑張ってくれている30名のコントリビューターによる大きな写真や心理テストの記事を掲載予定です。)

どのようなペースで発行されているのでしょう?毎号テーマなどはあるのでしょうか?

NEO2は、隔月で発行され、大抵テーマがあります。次号(7-8月1日号)は「コントリビューター」について。その次(9-10月1日号)は「トレド」、11-12月1日号は「レギュラー」です。

この雑誌が他のものと違っている部分はどこでしょう?

独自の個性を持たせるようにしています。毎回過去のリソースから新しいものへとリニューアルします。ほぼすべての内容が悪戯っぽい面を持っています。真面目なコンテンツから真面目さを取り除くように心掛けています。ユーモアや皮肉を扱いたいのです。



ウエブサイトではどのようなことをしていますか?

NEO2は、オンラインマガジンではないので、ウェブは雑誌にどのようなことが書いてあるかを簡単に知らせるものです。それと、私達が作って雑誌にも使われているタイポグラフィーのダウンロードもできます。ベン・バインやアンドリュー・カルバート、エクスノグラフィクスらコントリビューターと一緒に作っています。現在彼等は、NEO2とイプサム・プラネットの新しいウェブ制作に取り組んでいるところです。

SHIFTのカバーについてお聞きします、何をイメージし、どのように制作しましたか?

70年代に初めて世に出たコンピューターで作ったみたいに、時代遅れの感じで作りたかったのです。NEO2のデザイナーが最初にベクトルでデザインし、ベン・ヴァインにフラッシュの部分を手伝ってもらいました。

スペインについてお聞きします、何かホットな動きありますか?

スペインではクリエイティブな人も文化的なイベントも、物凄い数です。私達が注目するのは以下のアーティストとイベントです。

音楽:
ホセ・パディラ(アンビエント)
ロスト・バランス(トリップ・ホップ)
マノウキアン(ハウス)
チコ・ジュ・チカ(ポップ)

カルチャーイベント:
フォト・エスパーニャ(マドリッド)-国際写真フェスティバル
イン・モーション(バルセロナ)-映画、音楽、パフォーマンス、劇場、ダンス、ディナー
ビエンナル・デ・バレンシア(バレンシア)-新しい国際的アートイベント
フォノティカ(ギヨン)-エレクトロニック・ミュージック、マルチメディア・アート
ベニカッシム(カステロン)- スペインで最高の国際音楽祭
バム(バルセロナ)-市で繰り広げられる野外コンサート(ポップ/エレクトロニック・ミュージック)
イスラデンカンタ(マヨルカ)-海辺で開かれるエレクトロニック/ポップミュージックのイベント
– サーキット(バルセロナ)-ストリートでのファッションショー

ファッションデザイナー:
– カルロス・ディエズ・ディエズ
ルッキン・ショッキン
– デビッド・デルフィン
– アイラント
– ドゥジョス
– ラ・マルセ
– ラ・カシタ・デ・ウェンディ

イラストレーター:
– ジョルディ・ラバンダ

モデル:
-エレノーラ(ビンバ)

スペイン、マドリッドでお勧めのバー/カフェ/レストランを教えてください。

パレデス・デ・グラシア・ストリート(グラン・ビアの近く)にある「ラ・グラシア・デ・モンテラ」。とても安くて内装も本当に美しいです。予約は受け付けてないので、食事の2時間前に行くべきです。美味しい地中海料理メニューがたくさんありますよ。

エンコミエンダ・ストリート(エル・ラストロの近く)にある「エル・カエタモ」。ここはレストランではなくて、マドリッドのちょっと危ない地域にある、汚いバー、あるいはシーフードショップという感じです。日曜の朝は人でいっぱいなので他の日にいった方が良いでしょう。マドリッドでシーフードを食べたりビールを飲んだりするのに、一番安上がりな所です。

日本について何か知っていることはありますか?

東京の事しかわかりませんが、ちょっと前に行って、とても気に入りました。パリやニューヨークより進んでますよね。みんな良い人達で、教養があって、ルックスも良い。未来と過去、自然とテクノロジーをうまく取り混ぜています。料理も素晴しい!東京は他の都市の良いところを取ってきたような所ですね。

最後に今後の予定など。

日本での発売を開始したいと思っています。一度、あるディストリビューターと試みたのですが、検閲の問題が発生して。どうも裸の人間の写真を掲載するのがダメなようでした。だから他のディストリビューターを探しています。もしどなたか知っていたら、是非紹介を・・・・。


Ipsum Planet / Neo2 magazine
住所:San Bernardo, 63 2シF 28015 Madrid, Spain
TEL:+34 915 229 096
http://www.neo2.es
neoipsum@retemail.es

Text: Taketo Oguchi
Translation: Naoko Ikeno

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