NUMER.00

HAPPENING

コンピュータを通じたコミュニケーションが日々の生活の中に入り込む中で、インタラクティビティーのあるデザインが欠かせなくなってきている。欠かせないものとして深く浸透する中で、インターフェイスとしての使いやすさと美術的な美しさが同居する新しいデザインの姿が生まれてゆくのかという疑問がそこはかとなく世界中で起こり始めている。それは、インタラクティブ・デザインがひとつのジャンルとして形成できるのかという危うさを現場にいる多くの人々が感じ始めているからかもしれない。美術そして文化に対して保守的な空気が流れるパリで、その疑問をクリエーター自身が解いて行こうとする国際カンファレンスが行われた。宮殿を改造したアートスクールの講堂で行われたびっちり2日間のプレゼンテーションと議論に300人以上の若きデザイナーたちが耳を傾け、議論の輪に加わった。


12月のはじめのパリはいつもとは違い、 コートを着ると汗ばむくらいの暖かさと時折降る雨で昼間でも薄暗さを感じさせていた。セーヌ川の南岸にある美術学校『ECOLE NATIONALE SUPERIEURE DES BEAUX-ARTS』。宮殿のような石造りの壮大な建物群によって形成されたこの場所の一角が今回のカンファレンス『NUMER.00』の舞台である。折しもパリでは電子工学技術と芸術との融合による可能性を深める地球規模の学会『ISEA』の2年に1度の大会が開催中、同じくこの「宮殿」の一角がISEAの舞台に寄せられた電子芸術の作品群による展覧会の場所にもなっていた。

[NEXT]

【ボランティア/プロボノ募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
コントワー・デ・コトニエ公式通販サイト | 2016 SUMMER SALE
アドリアン・M/クレール・B
MoMA STORE