フラッシュフォワード 2000

HAPPENING

マルチメディア関連のソフトウェアで有名なマクロメディアが、ウェブ・テクノロジー「フラッシュ」を発表したのは、ほんの数年前のこと。そのシンプルな操作性とベクターイラスト指向によるダウンロードの速さから、またたく間に世界中に普及し、現在では195億以上にも及ぶコンピュータがフラッシュを搭載している。マクロメディアによると、その人気ぶりはウェブ史上において、他の関連テクノロジーよりも圧倒的な速さで拡大しているという。


そんなますます過熱するフラッシュ・トレンドを反映するかのようなイベント「Flash Forward 2000 & Flash Film Festival」が、3月27日から3日間に渡って開催される。
フラッシュだけにフォーカスをおいた世界初のこのイベントでは、マクロメディア、アドビ、アップル等、大手デベロッパーによる キーノート・プレゼンテーション、フラッシュ関連の最新プロダクトの紹介をはじめ、テクニックのブラッシュアップをはかりたい人のための集中トレーニングも数々用意されている。初級コース、上級コースに分かれたこれらのクラスでは、フラッシュの基本的な操作法からより高度なプログラミングまで、ユーザー各自がそれぞれのレベルに沿ったプログラムを選択できるのがうれしい。

これらテク指向のメニューと平行して、デザイン、アートといったクリエイティビティーを重視した内容のプログラムが充実している点も、このイベントの興味深い一面である。シフトでも既におなじみの、Amy Franceschini(Futurefarmers)、Josh Ulm(The Remedi Project)、Ardith Ibnez Rigby (Akimbo Design)をはじめとした、15人の著名なデザイナー/クリエーターのプレゼンテーションが連日開かれるほか、イベント初日の27日には、フラッシュをベースとした作品集を上映する「Flash Film Festival」が開催される。コンテスト形式になっているこのフィルム・フェスティバルでは、エキスパートの審査によって選ばれた作品を、ベスト・デザイン、ベスト・インターフェース等、11のカテゴリーに渡って紹介する予定だ。

グラフィック、タイポグラフィー、サウンド、そしてインターラクティビティーなど、様々な要素を時間をベースにして構成されるフラッシュのコンテンツは、近い将来実現するであろうウェブのテレビ化—静止画から動画への移行—に、一歩近づいた方向性を示している。発展の余地がまだまだ十分あるこのフラッシュ・テクノロジーの最新の動向と、この分野のフロンティアを開拓しているクリエーター達をチェックするには、最適なイベントではないだろうか。

Flash Forward 2000 & Flash Film Festival
会期:2000年3月27日〜3月29日
会場:Nob Hill Masonic Center
住所:1111 California Street (between Taylor & Jones), San Francisco, CA
TEL: 415.776.4702
http://www.flashforward2000.com

Text: Kanya Niijima from MMSW Labs

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