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バトファー

HAPPENING

外に座って、PASTISやDEMISなんかを飲みながら、女の子のスカートが少しずつ短くなっていくのを眺める。パリに住んでいる人には分かってもらえると思うけど、太陽が戻ってくるこの素晴らしい3月に、ちょっとテクノの話。


バトファーには、かつてフィンランドの消防署が使っていたボートがナワにつながれていて、そこでは1週間にわたって、ドイツの学生によるフェスティバルが催されている。気味の悪いサウンドとパンキッシュなパフォーマンスで、もっとも過激だったDHRや今人気の CHAIN REACTION などを見る事ができた。CHAIN REACTION といえばマウリッチオが有名だが、今回彼は来ていなかった。

ところで、良く晴れた日のエレクトリック・ダブという感じの新作「RYTHM AND SOUND」はもう聴いたかな? 会場で流れていたのは、エフェクトをほどこしたミニマルテクノ、レゲエ、プラスティックマン、ハウスなど。乾いた音楽にも関わらず、サイケデリックな雰囲気が漂っていた。スロー過ぎるのか、グルーヴが足りないのか、ハッキリ言って踊れない。しかし、誰もがダブなムードに酔いしれていた。ボートの内装は非常に美しく、19世紀の未来感が感じられた。残念ながら、ボートは動いていなかったが、晴れた春の日の動くボートのフェスティバルっていうのは、ちょっといいアイディアだと思うんだけど。

OUSMANE SOW は、ネイティブアメリカンの戦士の巨大な像を動かして、船上に戦争を巻き起こした。橋の上で戦士が戦った時代を思い出し、暴れる像を眺めるのは、なかなか面白かった。迫力のある巨大な象が暴れながら行う死の儀式。ここでは、戦争に関するストーリーではなく、「強さ」「肉体と肉体」「沈黙」が重要ナのである。

フランスの舞踏を披露した JEROM BELHA は「SHIRTOLOGIE」も同じく、肉体をテーマにして、ボディーランゲージで楽しませてくれた。30枚ほど重ねて着たTシャツを1枚ずつ脱いでいくだけなのだけれど、おそらくそれぞれが主題の要約になっているものと思われる。ボディーランゲージはサインと単語が加わって、本当の言葉になっていく。さらに面白かったのは、男の子と女の子のストーリー。6と書かれたTシャツを着た男の子と、9と書かれたTシャツを着た女の子が出会う。そしてそこにいた人は「ついておいで」というTシャツを着たほうについて行く。このようにシンプルなストーリーで、馬鹿げた雰囲気をつくりだしていた。「SHIRTOLOGIE」はもうすぐ日本で公演を行う予定。是非一度、肉体、動作、サインに関するパフォーマンスを見てみて欲しい。もちろん、楽しいダンスショーではないけれど。

Text: Guillaume Ollendorff

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