オプティモ

PEOPLEText: Nicolas Roope

僕は今年の初旬に、スイスのローザンヌにあるアートスクールの卒業プロジェクト完成の為にヘルプを頼まれ、そのアートスクールで教えてきたのだが、生徒の一人、ジャイルズはすでに2年間の雑誌刊行の経験と、さらには今まで見たこともない様な、どんな高予算のウェブ・プロジェクトでも成し得なかった挑戦的なプロジェクトを実行に移そうとしていた。そのサイトが「オプティモ」だ。
ジャイルズは丁度先週、ここロンドンに滞在していて我々と一緒にあるプロジェクトの仕事をしていたので、彼に直接インタビューをすることができた。

まず自己紹介をお願いします。

「オプティモ」のメンバー、ジャイルズです。もう一人のメンバーはデビッド・ラストです。デビッドはローザンヌ、僕はチューリッヒの出身で、ローザンヌでちょうど学校を卒業したばかりです。

「オプティモ」について教えて下さい。

スイスに於いて、何か面白いことをさせてくれるクライアントを見つけるのは不可能と言っていいと思います。それで僕らは、一番良い方法としてまず、行動してそれからその後の適用や利用方法を考えるということにしました。これが、僕らが過去2年間、発行してきた雑誌の基本的な考え方でもあります。
ウェブのよいところはお金がかからないところと、その広範囲な到達力です(2万ドルで1万部相当の発行をするところを100ドルでできる)。それに更新も早いので、つまり自分たちの考えも素早く取り入れるることができるのです。読者としても、いつも何か変化があったほうが良いはずですし。
サイト自体は、他では見られないような方法で自分たちの興味の対象をさまざまな角度から束ね、ある中心部を設け、それに従って存在するように作ってあります。ということは間単に何かを加えたり、また取り除いたりできるということです。将来性のある部分だけ重点的に発展させていったりすることもできるという訳です。

インタラクティブ・デザインはどのように学んだのですか?

好奇心と夜更かしのたまものです。

フラッシュの可能性についてどう思いますか?

基本的にフラッシュは使うのがとても容易です。技術的に熟練した人たちを必要としなくなるでしょう。しかし必ずしも、デザイナーがより良いサイトを作りやすくなるということではありません。この新しいツールによってまた多くの出来の良くないデザインが氾濫することは想像に難くありません。

スイスというのは退屈な場所だという風評がありますが、本当でしょうか?そうでないなら今なにが面白いですか?

ええ、そうですね。それは本当だと思います。スノーボードくらいでしょうか。それくらいです。

スイスのタイポグラフィーは世界的にも有名ですが、実状にかなっていますか?

そうは思いません。そういった評判はだいたいずっと昔のものに対してあったものです。そのアプローチを今でも多くのスイス人は正しいと思っていて影響されているようですが、この事実はタイポグラファーを退屈な存在にしています。スイスのデザインは良いものだと思いこんでいるのですが、そうでもありません。

好きなデザイナー/ウェブデザイナーは?

今、一緒に仕事している「アンチロム」。そしてこれから一緒に仕事を始めるコーネル・ウィンドリン です。

日本のポップカルチャーに興味は?

日本の人々は何かにとりつかれたように夢中になっているように僕にはみえます。いい意味でね。表面的には日本人はとても控えめで実直に見えますが、奇妙なものに夢中になっている。パチンコとか妙なポルノ雑誌とか。文化全体がどんな対象でも人々の要求を受容しているのだと思うのですが、日本のポップカルチャーはその一つの表われだと思います。
いつか、日本で仕事をしてみたいです。

今後の予定を教えてください。

まずサイトを大きくしたいです。後の事は考えてません。

Text: Nicolas Roope
Translation: Satoru Tanno

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