ジミー・チェン

PEOPLEText: Satoru Tanno

最近サンフランシスコからロサンゼルスに移住されたそうですが、ロサンゼルスはどうですか?

もともとロサンゼルスに住んでいて、仕事でサンフランシスコにいたのです。地元ということで少しリラックスできます。デザインということで言えば、ロサンゼルスよりサンフランシスコの方が活発です。なので、ロサンゼルスでは他のデザイナー達と一緒に大きな活動ができたらと思ってます。

今のアメリカのウェブデザインシーンについてどう思いますか?

アメリカのデザイン・スタジオで産み出されるものはとても斬新だと思っています。テクノロジーからアートまで、ウェブデザインの全ての領域をカバーしています。それらすべてが自分のデザインに影響を及ぼし、一層の実験性や新しさといったのもへと駆り立てるのです。使い古された表現ですが、これは事実です。

アジア・アメリカ系のサイトがウェブ上にも多くあり、とても魅力あるサイトも多いのですが、そのことについてどう思いますか?

あまり考えていません。実際、優れたサイトもあると思いますが、自分はデザイナーはデザイナーとして尊敬するだけです。ウェブではみんな彼らのグラフィック、彼らのコードによって自らを表わします。非常に匿名的であり、それが自分は好きなのです。誰もが誰もの外見というものから自由な場所なのです。ですから「タイポグラフィック」は「タイポグラフィック」であり、ジミー・チェンを表わしているのではありません。いかなる時も「タイポグラフィック」はその多面性を持って、具体的でありまた曖昧なものとしてあるようにしています。

好きなデザイナー/ウェブデザイナーを教えてください。

好きなデザイナーは沢山います。基本的に好きなのはメディアをミックスさせることの上手なデザイナーです。幾つか名前を挙げると、デザイナーズ・リパブリック、P・スコット・マケラ、ネヴィル・ブロディ、バリー・デック、ワイノット・アソシエイツ、エイプリル・グレイマン、スティーブン・ファーレル、レベッカ・メネンデス、デヴィッド・カーソン、スパイプレイン、ピタード・サリバン、52mm、 47ジェーン、セカンドストーリーなどですが、もちろん完全なリストではありません。ちょっと頭に浮かんだのだけ列挙してみました。

好きなタイプフェイスは何ですか?

ヘルベチカ、パラティノ、タイムズなどのシステム・フォントや、インパクト、ギル・サンズ、ボドーニなどです。それらの親しみのあるフォントをよく使いますし、また目的に応じてカスタマイズすることもあります。
特定の目的で作られたカスタム・フォントはなるべく使わないようにしています。必ずしも自分の目的に一致しないからです。

日本について。日本のカルチャーなど興味ありますか?

日本のポップ・カルチャーは世界中の多くのデザイナーに影響を及ぼしています。自分はマンガのグラフィック的手法や奇抜なユーモアが気に入っています。
1989年に東京に行ったことがあるのですが、機会があれば是非また行きたいです。

最後にこれからやっていきたいことなど、今後の予定を教えてください。

ワールドワイドにウェブでモーション・グラフィックスをやっていきたいと思ってます。テレビのような娯楽性のあるものを。しかしウェブでです。
自分が使っているメディアが一体何なのか忘れ去り、メディア自体が意識されず、重要ではない環境。作品全体のなかで“迷子”になってしまうような環境を提供できたらと思っています。

Text: Satoru Tanno

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