FIAC 2009
昨今のアートフェアにおいては、その成功の度合いが数字で語られることが常であるが、今年の「FIAC」(Foire Internationale d’Art Contemporain /国際現代アートフェア)でも様々な角度から数字によって彩られた。 まずは450...
昨今のアートフェアにおいては、その成功の度合いが数字で語られることが常であるが、今年の「FIAC」(Foire Internationale d’Art Contemporain /国際現代アートフェア)でも様々な角度から数字によって彩られた。 まずは450...
2008年3月、グラフィティアートの先駆的コレクター、アラン=ドミニク・ガリジアのコレクション展「TAG」がグランパレで開催され、予想に反して5週間の会期中で8万人の観客数を数えたのを皮切りに、パリの現代アート界は、今まで「...
前回よりもマシ? 失敗に終わった第2回フランス・アート・トリエンナーレ。 2006年に、「フランスで活躍する現代美術アーティストを国際的に紹介する場を作ろう」という、当時のフランス総理大臣ドミニク・ドヴィルパン氏によって...
ヴェルサイユ宮殿でのジェフ・クーンズ展、フォンテーヌブロー城でのパレドトーキョー主催現代美術展など、ここ数年のフランスは、各地の歴史的建造物内で現代アートの展覧会を行うのに余念がない。 そんな流行のなか、今度はパリ造...
マルタン・マルジェラという固有名詞が喚起させるものは何だろうか。マルジェラの「白」。マルジェラの「木綿」。マルジェラの「トロンプルイユ」。どれも「マルジェラの」と付けないわけにはいかないことに驚く。 そんな「マルジェ...
2005年にマリアン・グッドマン・ギャラリー・パリで開催されたクリスチャン・ボルタンスキーの個展は、今でも鮮明に覚えている。ジャコメッティの彫刻「歩く人」シリーズを思い起こさせる、黒いコートをかけた木の板のインスタレーシ...
デザイナーはその選ばれし90のメゾンの一つになるために、日々の精進で脳みそをブラックホールにしなければいけない。モデル達は、あなたが一日とでさえ耐えられないであろうケーキとの決別を、デザイナークローズに誓わさせられる。...
もうすっかり愛想を尽かされたかと思っていたフランスで、フランソワ・ピノーのコレクション展が開催された。 フランソワ・ピノーとはフランス人の大富豪実業家。モード界のグッチグループを傘下に置くPPRグループの持ち主であり、...
パリの現代アート界にとって、秋とは「食欲の秋」でも「読書の秋」でもこれまた「芸術の秋」でもなく、「アート売買の秋」である。なぜなら秋は、FIACの季節であるから。 Peter Halley グランパレの大改装のため12年間もブラ...
パリにある現代美術センター、パレ・ド・トーキョーの共同ディレクター、ニコラ・ブリオーとジェローム・サンスは、展覧会「Notre Histoire...(私たちの歴史...)」で彼らの出発を祝っている。新しいディレクターはスイス人のマーク...
セレクトショップ、ヴィンテージショップ、ギャラリー、ブックショップ、ミュージックストアが集まる今年8月にオープンした新しいコンセプトショップ「allodi-R」。2階に併設するギャラリースペースで、この11月12日から12月3日まで...
第32回目の現代アートフェア、FIACが10月5日の水曜日に開催され、10日の月曜日に幕を閉じた。エリック・デュポン・ギャラリーに招待してくれたエリックと、彼の美しいアシスタント、サラに感謝したい。 今回のFIACは、26の国から22...