タリン・サイモン展「虐げられた人々」
今も記憶に新しい「アメリカ同時多発テロ事件(9・11テロ)」から10年。節目となる2011年にベルリンでは多数の9・11テロに関連する展覧会が開催されている。多くの展覧会が直接「テロ」や「戦争」や「暴力」を扱い、テロに傷ついた人...
今も記憶に新しい「アメリカ同時多発テロ事件(9・11テロ)」から10年。節目となる2011年にベルリンでは多数の9・11テロに関連する展覧会が開催されている。多くの展覧会が直接「テロ」や「戦争」や「暴力」を扱い、テロに傷ついた人...
現在ハンブルガーバンホフ現代美術館ではトマス・サラセーノによる巨大なインスタレーション作品が展示さている。かつて駅のプラットホームだった広々としたホールにはシャボン玉のような大小様々なバルーンが幾つか浮かんでいるのが...
現代アートに関わる者にとってベルリンは憧れの街であったはずだ。少なくとも私にとってベルリンは住む以前からアートの街という印象があり、そのイメージは実際に住んでからも損なわれることはなかった。しかし最近の現代アートとこ...
東日本大震災被災者のために寄付金を募るイベント「Hilfsaktion fuer Japan」(日本への援助)がベルリンで開催された。筆者の私もイベントに参加しているため客観性を持ったレポートを書くことができないが、ベルリンで起きた日本に...
5月中旬頃、オラーニエン通りからモーリッツ広場の方面に抜けるあたりに、気になるポスターがボードビル一面を占拠していた。ポスターは女性のポートレイトや身体の一部を接写したモノクローム写真とサックスブルーと白の余白から成...
トランスメディアーレは、展覧会、シンポジウム、映像の上映、ワークショップで構成されたメディア・アート・フェスティバルだ。平行して行われるクラブトランスメディアーレでは音楽とパフォーマンスに重点が置かれている。本稿では...
「イラストレイティブ・ベルリン」は4年前に始まったフェスティバル。今回5回目を迎えた。ベルリンでの控え目なグループ展から世界中のイラストレーターの作品をフィーチャーする移動式のフェスティバルへと成長し、現在では会議プ...
ベルリンの街、いたるところに貼られているイベントのポスターの中で、一際目立つものがあった。今年で3回目を迎えるピクトプラズマ・カンファレンスのポスターだ。目と口、3つの楕円を組み合わせたシンプルなキャラクターで知られ...
毎年1月の終わりになると、ベルリンは数日間国際的なメディアアートシーンの中心へと変化する。今年は「ディープ・ノース」というテーマのもと、「世界文化の家」で開催されたアートとデジタルカルチャーの祭典「トランスメディアー...
ニューヨーク、ロンドン、パリ、サン・パウロ、ロス、そしてベルリン、多くの大都市にストリートアートが存在する。しかしここ最近、90年代の街の再統合以来、ベルリンがインターナショナル・ストリートアーティスト達を魅了し、ヨー...
オペラを歌ってみよう。テレビスタジオのオーディエンスになってみよう。それとも、お気に入りの俳優の映画に出演をお願いされようか。一見、バーチャルエンターテイメントセンターのように思えるかもしれない、しかし、それはニュー...
ベルリンという街の名を聞いて、まず人は何を思い浮かべるだろうか。ベルリンの壁、東西分断。そして壁の崩壊。その後の発展、有名建築家による建築の数々。アーティストの集まる街。常に何かが起こる、エネルギッシュな場所。いろい...