第5回 ベルリン・ビエンナーレ
「When things cast no shadow(もし何も陰をささなければ)」と題して第5回目となるベルリン・ビエンナーレが、2008年4月5日に開幕した。 今回は、選ばれし若きキュレーター、アダム・シムジックと彼のパートナー、エレナ・フィリ...
「When things cast no shadow(もし何も陰をささなければ)」と題して第5回目となるベルリン・ビエンナーレが、2008年4月5日に開幕した。 今回は、選ばれし若きキュレーター、アダム・シムジックと彼のパートナー、エレナ・フィリ...
人は様々な理由により故郷を離れて移り住む。経済的な問題により新しい仕事を探すもの、戦争等の被災によりそこでの生活を余儀なくされるもの、あたらしく人生の発展を求めるもの。自分自身の尊厳と活動の為に拠点を変えた人と言えば...
年例に比べて暖かいベルリンでは、1月末にトランスメディアーレ 08が開催された。トランスメディアーレとは、毎年ベルリンで開催される、メディアアートの現在を展望するアート・フェスティバルである。会場は前年までのアカデミー・...
2007年夏、ベルリンのハウス・アム・ヴァルトゼー美術館ではヘンリー・ムーアの作品を大々的に展示。今回の展示会への作品の選択としてはムーアが大地との変貌を作ろうとするために人間の像をばらばらに解体したときの1950年代後半か...
私たちは、旧郵便馬車厩舎を通り過ぎ、ロデオ・クラブのエントランスに近づいた。オープニング・セレモニーには3時間早いが、すでに会場は一般に開放されていたので、階段を上がり、ほの暗く赤の照明で照らされた長い渡り廊下を...
ベルリンでイラストレイティブ 2007が開催されている。2回目を迎える今年は、11月から姉妹イベントとしてパリでも開かれることが決まっており、これからますます注目されるアートイベントとなりそうな気配だ。 メイン会場では、現...
雨が降ったかと思えば、急に晴れ間が覗き、外に出ると雷とともにどしゃぶりの雨。びしょぬれになりながら家に戻ると、また太陽がでている。そんなドラマッチックな天気が続く中、5月12日から20日までデザインマイが開催された。 5...
ポスターは時代を語る。PCが10数台置かれたプロジェクトライブラリーの壁に1988年からのポスターが年代順に貼られていた。映像フェスティバルとして始まったこのイベント、1998年からトランスメディアーレと名称を改め、今年で第20回...
今月は画廊を巡り、目に留まった展示を幾つか紹介しようと思う。 まずは、ブラジルの若手ビデオアーティスト、マルセルヴ L.。会場中心に足を進めると、手前側に角のせり出した大きな壁が設置されていた。そこには、水中に沈んだロ...
ベルリンに来た頃から漠然と感じていた事だが、ここヨーロッパでは、あたかも国というものが存在しないかのごとく、比較的自由に国境の上を行き来する人が多い印象があった。この印象を善くも悪くも裏付けてくれたのが今回紹介する展...
アートフェア、ボーデ美術館の開館、レベッカ・ホルン個展等々10月のベルリンは色々なイベントが目白押しだったが、今回は、地下鉄アレクサンダープラッツ駅構内で行われた、少し突拍子も無い、そして強かな展覧会を取り上げようと思...
ベルリンはドイツで最大の都市であり、ヨーロッパ文化において最も影響力のある場所の一つだが、一方で中国の経済首都である上海では、目まぐるしい早さで超高層ビルの建設が進んでいる。では、ベルリンと上海の共通点は何だろうか?...