ユニバーサル・エブリシング
PEOPLEText: Victor Moreno
現代のデジタル時代において、モーショングラフィックス・ユーザー体験・VR・デジタルアートなどの境界を押し広げる競争をリードしている、世界中の最も優れたデザインスタジオの一つであるユニバーサル・エブリシング。創設者でクリエイティブディレクターのマット・パイクは、伝説的なイギリスのグラフィックデザインスタジオで、彼の地元であるシェフィールドに本部があるデザイナーズ・リパブリックのかつてのメンバーである。私たちは彼と現在のデジタル分野、その分野での彼の研究、加えてスタジオの初期の作品を編集した384ページに亘る初の作品集「What is Universal Everything?」の発刊について話す機会を得た。
© Universal Everything
数年間、あなたは、地元のシェフィールドにあるデザイナーズ・リパブリック(TDR)でイアン・アンダーソンやニック・フィリップスと働きましたね。その経験について教えてください。その期間に地元の憧れの二人と働くことにどんな意味がありましたか?
私は、崇拝するスタジオに雇われ、名声と成功の絶頂に加われたことは幸運でした。当時のスタジオはとても高い水準だったので、より熱心に努力や改善をし続けることを速く学べました。イアンと彼のチームは素晴らしい人たちで、面白くて現実的で勇敢でデザインに対して非の打ち所がないセンスを持っていました。
Communion – Edit / Matt Pyke & Friends / Super Computer Romantics
1996年にオンラインメディアとしてSHIFTは始まりました。TDRは過去にSHIFTと協働していたことがありましたが、かねてからSHIFTについて知っていましたか?
もちろん、TDRで働いている時、SHIFTのためにプロジェクトをデザインしました!
自身の会社を創り出すアイディアはどのようにして生まれたのでしょうか?
TDRは、主にプリントデザインスタジオでした。当時の私はモーショングラフィックの可能性、いわゆるオンラインビデオやフラッシュウェブサイトで頭がいっぱいでした。私は、お馴染みのTDRスタイルから発展させた自身のビジュアルスタイルを開発し始めていました。しかしながら、TDRでの8年後、自分自身のスタジオの創設することを成し遂げるのは容易ではなかったです。
現在、ユニバーサル・エブリシングでは何名が働いているのですか?
イギリス、シェフィールドでは2名のフルタイムのスタッフがいます。クリエイティブディレクターとしての私とスタジオマネージャーです。それと10名の正規のコラボレーター、アニメーター、プログラマー、ミュージシャン、フィルム製作者、それにファブリケーター、建築技師、照明デザイナー、振付師など… 40名の特別な分野のエキスパートたちがいます。
Future You installation at AI: More Than Human, Barbican, London
シェフィールド以外にも別のオフィスはあるのですか?
常連のコラボレーターとでは、ロンドン、ブライトン、マンチェスター、サマセットの田舎にある彼らのスタジオスペースで働いています。
続きを読む ...