エモーショナルの掛け算。みんなの願いが美しく心に刻まれる。　

インタラクティブ・クリエイティブ・カンパニー、バスキュールが日本テレビとタッグを組み、日本の古くからの伝統的な風習である七夕をアップデートすべく、人々の願いを可視化する体験型のインスタレーション展「タナバタリウム」が、去る7月に日テレホール（日本テレビタワー2階）で開催された。

七夕とえいば、短冊に願いを書き、笹に飾る文化があるが、日々の生活や仕事に追われ、ついつい七夕という行事があったことにも気づかずに時を過ごしてしまったりする事は、皆さんも少なからず経験あるのではないだろうか？織姫と彦星が一年に一度出会う事ができる日にちなみ、願い事を星に届けるなんて、とてもロマンティックなことなのに。

会場に入るとまず、小さな部屋に案内され、指定されるポーズをタブレットに向かって撮影する。次にスマホを開いて特設サイトから願い事を書く。一回に８名が体験できるのだが、一緒に参加する事になりそうな方々がどんな願いを書いているのかとても気になった。私は、本当は書きたいと思っていた願いがあったのに、二番目に想っていた願いを書いてしまった。本当に想っている事を吐き出したかったのに…。