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ワビサビ「メタルックス」

THINGSText: Aya Shomura

札幌を代表するデザインユニットであるワビサビが、人物や花などのモチーフをフリーハンドでラフに描き、その線と線が交わることでできるそれぞれの領域を、ひとつひとつペイントした作品「メタルックス」。その名称は「メタル」(金属)と「ルックス」(容姿)を繋げた彼ら独自の造語である。

超日本展
METALOOKS/No.01, WABISABI, 2015, 1,030 x 728mm, Giclee Print

札幌のクリエイティブ複合施設「ミュージアム」2階への移転オープン1周年を記念し、クラークギャラリー+SHIFTにて開催されている、同名の展覧会「メタルックス」のフライヤーやDMにも使用されているカラフルな作品を観て、すぐに「メタル」という印象を受ける人は少ないだろう。

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Exhibition “METALOOKS” WABISABI, Clark Gallery+SHIFT (Sapporo), 2015, Photo: Yoshisato Komaki

実は、この手法は6年ほど前から用いられているが、初期の作品群は全てモノクロで、グレーのグラデーションによって制作されていたのだ。その「メタリックな質感を持った容姿」という意味から、この手法を彼らは「メタルック」と呼んでいたという。

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