シュゥン

PEOPLEText: Zhang Chu

多くの作品は動物が擬人化されていて、とても面白く作品を観た人々の笑みが浮かびます。どういう人・コト・モノに面白さを感じますか?

ぎりぎりの基準が曖昧な存在とか、あとは、勿論、意図しないレベルででの話でですが、当人は可愛いつもりなのに怖かったり、怖そうに威嚇してるのにかわいくみえちゃったり、とかです。

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WE, Shuun, 2013, 606 x 727 mm, Acrylic on canvas

SHUUNさんの作品はとても独特な世界観ですね?アイディアはどのように生まれてくるのですか?

無意識の中でというかそうでありたいです、なんとなく。ただ野っ原で座り込んでる時や街中を歩いているときとか、好きな音楽を聴いたりしながら。あまりアイディアをまとめたりはしませんが、いつも見た物や思ったことをよくメモカードに描いてそれを(千秋庵の)山親爺とかの、色々なお菓子の缶箱に突っ込んでいて、たまにそれらをあけて見返して、そこから組み立てたり計画することもありますが、殆どのアイディアは無意識の中での思いつきです。

SHUUN🌪さん(@5huun)が投稿した動画

以前の作品で描いた動物達には前歯が2つしかないですね。最近の作品ではみんな歯が綺麗になりました。気になったので聞いても良いですか?何か理由はありますか?

今1本の歯しかないの描いてたりするのでたまたまです。でも、「aitsu」という作品では、「あいつ」の理想である歯が揃ってる自分という理想像を描きました。元のたった2本しかない歯のあいつは恥ずかしそうですが隠すこと無くにっこり笑います。僕もそういう心持ちでありたいです。

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mojamoja, Shuun, 2014. 910 x 910 mm, Acrylic on canvas

今回クラークギャラリー+SHIFTにて8月5日から開催される初個展「ANIMALS」について意気込みやコンセプトなど教えていただけますか?

初めてのギャラリーでの個展なので 自分の世界に登場する生き物達をうまく紹介できれば良いなと思います。それぞれ面白く解釈して頂ければうれしいです。

今後はどのような活動を行なって行きたいですか?

作品をもっと作りたいです。色々なサイズで、あとはできれば大きな作品を制作できる場所に引っ越したいです。

最後に、好きなアーティストやミュージシャン、アート、デザイン、本などあれば教えて下さい。

コメディやSFや怪獣映画、ローファイなものが好きです。

SHUUN個展「ANIMALS」
会期:2014年8月5日(火)〜9月30日(火)
時間:11:00〜19:00(月曜日・第3火曜日休廊)
会場:Clark Gallery + SHIFT
住所:札幌市中央区南3条東2丁目6番地 MUSEUM内
TEL:011-596-7752
https://www.clarkgallery.co.jp

Text: Zhang Chu

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