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アート14ロンドン

HAPPENINGText: Jing C.Y. Chong

「プロジェクト」では、イギリスの有名アーティスト、インカ・ショニバレの「キャノンボール・ヘブン」や中国の気鋭のアーティスト、シャオ・シャオによるモニュメンタルなインスタレーション「ウォーターフォール」など世界中のアーティストによる24のインスタレーションを展示した。これらのプロジェクトはアートフェアにうまく組み込まれることで、来場者が素晴らしい作品に触れ、体験することを可能にしていた。

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Art14 Projects, Zao Zao, Waterfall, 2013, Alexander Ochs Galleries Berlin/Beijing

トークイベントや講演は、参加者にグローバルなアートシーンを紹介した。例えば「グローバル・ミュージアム・サミット」では個人ミュージアムのオーナーを招き、ミュージアムの理想と機能、また将来のネットワークについて議論を繰り広げ、「アート・アンド・シティ」というパネルディスカッションでは、都市開発とアートの関係を提示。「あなたが知らいない10のこと」は「フォトグラファー」などといったお題に沿って現代アートに関する型にはまらないトークセッションをアートのエキスパートたちが20分ずつのトークで展開していくシリーズで、フォトグラファーズ・ギャラリー・ロンドンのディレクターであるブレット・ロジャース、サーペンタイン・ギャラリーの共同ディレクターのハンス・ウルリッヒ・オブリストがホストとなり、キュレーションについてのセッションを行った。

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Art14 Educational programme – Guide tour

アート14ロンドンのディレクターである、フリーズ・ロンドンでフェアマネージャー、アート香港でディレクターを務めたステファニー・ディークボスは、『昨年のアート13に続き、並外れたクオリティを持つ世界中の多様な作品に触れ、知ることができるまたとない機会を楽しんだという、来場者、そして出展者からの素晴らしいフィードバックがありました。フェアを面白く、訪れやすくて刺激であふれたものにすることを目指し、春に開催しています。』と話してくれた。自らの形成、発展を続けるこの新しいアートフェアは、既存のアートシーンに変革を与えてくれる。次回のフェアで、更に多くの地域、バックグラウンドから驚きの作品が登場するのが待ちきれない。

Art14 London
会期:2014年2月28日(金)~3月2日(日)
会場:London Olympia Grand Hall
住所:Hammersmith Rd, London, United Kingdom
TEL:+44 (0)20 7886 3112
https://www.artfairslondon.com

Text: Jing C.Y. Chong
Translation: Satsuki Miyanishi

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