NIKE 公式オンラインストア

コール・ミー・ゼイ

PEOPLEText: Alvis Choi

Call Me Theyはこれまで何を達成して、これからどういう方向に行きたいとお考えですか?これから変えたいと思っているものは何でしょうか?

E:いい質問ですね!私は挑戦することが大好きなんです。そうですね、計画は、基本的には生き続けることです。どういう意味かわかります?特にクイアのアジア人として、人々が私の声に耳を傾ける理由はそうないのです。急進的かつ進行中のブログは、話し続け、人とつながりつづけ、私のようなほかの人を励ましサポートし続けるのにはいいやり方です。
今まで成し遂げてきたことに満足はしていません。私たちが達成したのはちょっとした人気と知名度です。でも、大事なことを見逃しています。北アメリカのクイア・コミュニティーは、セレブの文化に傾倒していると思います。これは彼らの非ではないのですが、薄っぺらいですよね。ココと私はほかのアーティストを入れるか、アニメーションにするストーリーを出してくれる仲間を招くか、話し合いました。もしこのブログがほかの周縁化されたトランスジェンダーのクイアたちにとってショーケースになっていればいいのですが。

09-VenusEnvyOttawa.jpgLos Sentidos, Elisha Lim and Coco Riot, 2011Los Sentidos. Stills collage by Coco Riot, 2011
Setting up for the first Call Me They exhibition at Venus Envy Ottawa, February 2012

ご自身のことを、急進的なクイアだと認識していますか?あなた方の政治的立場とアートは、どのように関係していますか?

E:私は、そう思っています!私は、急進的なクイアの長い伝統の中から出てきたことをとても誇りに思っています。

C:そうですね、自身のことを急進的なクイアだと思っていますし、アート作品は私の理想を反映していてほしいですね。最初にお話したように、「美」を持ってくるのは私のアートと政治的立場において、もうひとつの急進的な要素です。「美」のこの考えについては、何時間でも議論できますよ。「美」は私たちにとっては毎日の戦いをちょっと休む場所であり、私たちが自分たち自身を誇りに思える空間なのです。私のコミュニティーに自身を持ってもらえるように作っています。


Blowfish, Elisha Lim and Coco Riot, 2012

製作のプロセス全体について教えていただけますか?たとえば、お二人の間でどのようにことが進んでいくのですか?

E:(笑)私たちは、いっつもおしゃべりしています。二人とも、とてもうぬぼれやで繊細なんです。私たちには、はっきりとした役割分担が必要です。この映画についてはあなたはディレクターで私がライター、次のときには逆。でも私たちはお互い愛し合ってますし、それが製作をとてもエキサイティングなものにします。私たちのビデオ作品が上映されている映画祭で上映席に座って、人がはっとするのを聞いて、私たちが望んでいた魔法をちょっとだけ感じられるんです。私たちは愛し合っているので、余計にこの瞬間を作り出した魔法のような嬉しさを感じるのです。一日の終わりに、ただお互いを誇りに思い、一緒に製作しつづけるのが楽しいと思うのです。

C:そう、まさにそのとおり。私は自分を抑制することをやめられるようになったんですが、それはエリーシャが教えてくれたからなんです。コラボレーションは、お互いを信頼することです。私たちは二人とも、自分たち自身で何もかもやっていたので、これは私たちにとってはチャレンジでした。正直に言えば、私たちとても頑固なんです。でも結果的には、「The Hawker」をスクリーンで見たときのように、エリーシャが言ったように、魔法が起こりました。喧嘩した甲斐がありました。

続きを読む ...

【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。
MoMA STORE