サイレント
PEOPLEText: Rebecca Toh
サイレントではウェブサイトのデザインからコラテラルの印刷まで、クライアントと関わるプロジェクトを手掛けています。また、デザインのシンクタンクのアノニマスでは雑誌の発行、巡回展の発足、ア・デザイン・フィルム・フェスティバルの開催など様々な事をやって来られましたね。ご自身にとって、この中で一番楽しいと思うアクティビティを教えてください。
難しい質問ですね。クライアントがいるサイレントでは、多少の妥協も必要です。アノニマスでは妥協の必要はありません。全てを自分のやりたい様にできます。両方をやる事が私達にバランスを与えてくれていのだと思います。そうでないと、自由がありすぎるのもつまらない物です。
素敵な2011年のカレンダーをお作りになりましたね。このカレンダーについてご紹介下さい。またその一番最良な使い方はなんだと思いますか?
私はパートナーからスケジュール調整にとらわれ過ぎと言われてます(笑)。
プロジェクトをする時に(クライアントと個人に)道理にかなったスケジュールと締め切りを定めるのはとても大切な事だと思います。時に複数のプロジェクトを同時にこなさなくてはいけない時、自分がやりたい事の為に時間を上手にやりくりするのは難しいです。自分が何かを成し遂げなかった時に自分に与える一番の言い訳は”忙しすぎる”です。だから自分達がもっと上手に整理できる様に、助けてくれるカレンダーをデザインしはじめたのです。
カレンダーに間違った使い方はありません。書き込んでも良いし、過ぎた日に線をひいて消しても良い、個人的なプロジェクトの為に週の数日を縦に並べてもかまいません。
あなたの様に自分で何かを始めたい人にアドバイスをお願いします。
早起きをして、人にやさしく、妥協せず、そして人の手助けを絶対に待たない事です。
今後の予定などありますか?
現在大型のスタジオカレンダーをつくるために製紙会社と打ち合わせをしています。人と共有できるようにデザインされますが個人でも、小さなスタジオでも中くらいのスタジオでも良く使えるでしょう。全てうまくいけば2012年には完成します。
Text: Rebecca Toh
Translation: Meiko Maruyama
