J-SEKKA
PLACEText: Mariko Takei
施設では、北海道の現代アーティストの作品も見ることができるのが、大きな特徴の一つになっている。
フロントとメインダイニング、ラウンジバーには、札幌駅近くのアトリエ「atta (アッタ)」を拠点に活動中の武田浩志の北海道の山々を描いた作品。古典的なモチーフを新しい視点で表現している。彼の作品は、2011年SHIFTカレンダーにも採用されている。
ロビーには、札幌生まれのサウンドアーティスト大黒淳一の作品。音楽領域の拡張をテーマに、音を立体化させる作品やインスターレーション作品を制作している。J-SEKKAに設置されたのは、超指向性スピーカー。フロント前に立つ人にのみ聞こえる音響装置となっている。
彼は、先端的な音をアウトプットする目的で設立されたアンビエントレーベル「43d」も運営している。
ラウンジバーには、白老町にある飛生アートコミュニティーを拠点に制作活動を行なう国松希根太の作品「SNOWMAN」を設置。祖父は画家・登、父は彫刻家・明日香と親子3代に渡る芸術家で、北海道の自然を感じさせる彫刻作品を制作している。2011年には参加型作品制作プロジェクト「SNOWMAN PROJECT」を始動予定。
同じくラウンジバーとメインダイニングには、「勢いの視覚化」をテーマに、漫画や書道、音楽など様々な背景を多層化した作品を制作する、北海道妹背牛出身の高橋喜代史の作品。
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