「ファッション・プレイ」展

HAPPENINGText: Victor Moreno

ストックホルムでは、アート、クラフト、ファッションデザインの高等教育が充実している。おそらく、コンストファックと呼ばれるスウェーデンの王立芸術大学と、ベックマンズ・スクール・オブ・デザインがアートとファッションそれぞれを代表する学校といえるだろう。学期中には様々なワークショップやイベントで新たな才能やプロジェクトを垣間見ることが可能だ。

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例えば、コンストファックのクリスマス市場は、昔からクリスマスの時期になると待ち合わせ場所として利用されている。

8月25日から30日まで開催の、新たなイベントが街の中心で行われた。新世代のファッションクリエーターの紹介を目的とした「ファッション・プレイ」展で、前途した両校から生徒50人ずつが参加し作品の発表を行った。

ストックホルムでは若手によるアートっぽいイベントは見向きもされないことを確認することとなった今回のイベントは、素敵な場所にある会場の2つのフロア全体に展示スペースを展開して行われた。

主催者の言葉によると『ファッション・プレイは新たなファッションの方針や秩序を探し求めるべく設立された非営利組織。我々は、規範的な概念に疑問を呈しながら、境界のないプロジェクトに取り組み、ファッションの機能においてバランスのとれた議論を刺激していきたい』

今回、出展者の一人と話をすることができた。数分で全体をより分かりやすく説明してくれたアーリアは、ファッションとアートに興味のあるアーティストである。その中心には、ユニークな何かを見つけるための手段として“技術”という考えがあるそうだ。

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あなたにとってファッション・プレイはどんな意味がありますか?

ファッション・プレイは展覧会を開催した組織です。アートとなり得るファッション、もしくは、ファッションとなり得るアートを披露する場を得るには、わたしの様なクリエイターには、作品がランウェイとギャラリーの中間に位置するようなものなら、ファッション・プレイがとても重要な場所だと考えています。

コンストファックやベックマンズについてはどう思いますか?

コンストファックは最高です!母校でもあります。アートかファッションかで専攻を決めなくても良いという考えも好きですね。コンストファックでは両方学べるんです。

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