ポートランド・パイレーツ・フェスティバル 2008
3周年を迎えた「ポートランド・パイレーツ・フェスティバル」のいつもの日曜日の風景だった。このフェスティバルは、雨でも快晴でも、北ポートランドの聖ジョーンズ橋下で毎年開催されている。「パイレーツ・オブ・カリビアン」にはジョニー・デップ演じるジャック・スパローが登場するが、この印象的なキャラクターの影響を受けた子供たちのために開催されているフェスティバルであることは容易に想像できるだろう。しかし、あなたが今まさに目にしようとしているものは、良くも悪くも、年齢に関係なく海賊になるという夢である。写真に登場する人々は、最高レベルの集中力と想像力を駆使して、将来を犠牲にして必死に演じているのだ。
まず始めに、そびえ立つ橋の下で、取っ組み合いや剣術による海賊の「対決」に見入った。リング上の人々が見物人よりも夢中になっていることにはすぐに気づいた。剣が交わるたびに、当事者たちはさらに興奮してくる。ひと段落ついた後、私は歩き出すことにした。
砲弾を大砲の中に投げ込むのは、子供にとっては明らかに遊びである。私にとっての遊びは、海賊がいくつの袋を隠し持っているかを連想することだった。3つ発見した。
音楽はいたる方向から聞こえてきて、フェスティバルでも目立っていた。ケルト民族が四重奏「Golden Boughs」を演奏しており、その音楽がとても海賊的だったので、座りこんで拍手を送った。
これは少し奇妙だった。ロープで仕切ったエリアで、男がブラブラ歩き回っているのに気付き、少し距離を取って観察していた。すると、彼が鍛冶屋で、ずっと工具をいじっていることが分かった。彼は、目を合わせることなくスプーンの取っ手を作っていた。
続きを読む ...
1 2
【ボランティア募集】翻訳・編集ライターを募集中です。詳細はメールでお問い合わせください。