カリン・ホフコ

PEOPLEText: Yurie Hatano

先日フィーチャーした「SALOTEZMO」(サロテズモ)に続き、SHIFT 2009 カレンダーの選出アーティストから、もう一人のアーティストを紹介しよう。ニュージーランドに在住のドイツ人メディア・アーティスト、カリン・ホフコ。彼女がデザインしたSHIFTカバーと、以下に語られる奔放なプロジェクト、アイディアをお楽しみ下さい。

カリン・ホフコ

SHIFTカレンダーコンペティション、選出おめでとうございます!応募のきっかけは何でしたか?

このコンペティションについて教えてくれた夫に感謝です。

カリン・ホフコ

カレンダー選出作家のプロフィールでは、好きなものを紹介していただきました。では嫌いなものは?

まだ誰もスター・トレックに出てくるような機能するテレポーテーション装置を発明していないことが嫌ですね。もしそれができたら、私はうぬぼれ女子と傲慢男子にビームを発射します。

Shift 2009 Calendar / Karin Hofko

カレンダー選出作品の解説によると、作品はおもしろい自然発生的コラボレーションから生まれたそうですが、同じような日常からのコラボレーションがあれば紹介していただけますか?

はい、たった今進行している、この手のコラボレーションがちょうどあります。「NONA HITS!」です。

これは「記録(録画、録音)して、メールして、ミックスしよう!」というとてもシンプルなアイディアです。一週間前にドイツ出身の友人、シル・エッガーと、実験するための様々な記録メディアをメールし始めました。シルは、ベトナムのサイゴンで知り合ったアーティストです。彼女は今、弦楽器を弾くのが好きで、まさに純粋な記録となる彼女の声についても探っているところ。とにかくYouTubeの「NONA HITS」で、どんなものか見てみてください!
このサウンド&ビデオ探求を一緒にする実験的なメンバーを探しています。あなたかも!メールください!
それから、ニュージーランドのオンライン&アナログマガジン「Pie Paper」のアートプロジェクトや、最近ではLAの「Dublab」というオンラインラジオをベースにしたインフォメーションプロジェクトに参加することも好きです。

バックグラウンドや、育った環境について聞かせていただけますか?

名前はカリン・ホフコ、またはキア・ロイヤルです。母は中米のエルサルバドル出身で、父はドイツ南部のババリア出身。この家族のバックグラウンドからすると、私の半分は中産階級で順法精神があり、半分は、のんびりと堕落しています。私自身はドイツで生まれ育ちました。母は祖国が大好きで、毎年休暇にはそこに行きます。パトリシア・マリソルが姉で、ジョセフが弟。2人ともおもしろくて、私の人生は彼らに影響されています。

アニメーション、ビデオアート、ミュージック、グラフィック、イラストレーションなど、様々な分野を手がけていますが、それらを通して自身の作品に共通していると思うものは何ですか?

1. ルールに支配されています。「ルールに従うな!」というルールに。
2. 私の日々に起こっていることを反映しています。
3. 物事を融合しています。
4. 初心に戻るよう心がけてます。

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