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OFFFフェスティバル 2008

HAPPENINGText: Eduard Prats Molner

OFFF 2008
ファロンによるソニー「ブラビア」のプリント

今年のOFFF最後のカンファレンスの始まりだ。それはファロンだ。ソニーの「ブラビア」やキャドバリーのゴリラのテレビ広告などの作品で受賞し、心に残るような楽しく、インスパイアし、コミュニケーティブなプレゼンテーションを披露してくれた。YouTubeのゴリラ・マッシュアップは必見。

OFFF 2008
フレキソのパフォーマンス

そしてフェスティバルはフレキソによるパフォーマンスで幕を閉じた。ピアノのライブとミニマルなエレクトロビートが部屋のライトにシンクロする。トーンが僕たちの周りにフラッシュしつつ、イベントは終了した。このフェスティバルのディレクター、ヘクター・アユソが、2009年OFFFもリスボンのLXファクトリーにて開催することを明らかにした。

OFFFは年々成長し、新たなコンディションに合わせ順応させているようだ。新しいロケーションとなったリスボンは、大きな可能性を秘めているので、来年に向けていくつか重要な点を調整する必要があるだろう。個人的な意見では、「シネキシン」というプロジェクションルームがうるさ過ぎで、カンファレンスホールと近すぎていたと思う。

プログラム冊子はとても小さな活字により説明されていたので、建物の中の照明状況下ではとても読めるものではなかった。いつものようにイベントで行われていること全てを追うのは不可能だ。個人的には1日に2時間以下のカンファレンスが望ましいが、メインステージでのミュージックパフォーマンスやバーなど夜のプログラムは長く続く。

もう一つ、今年の「ショープレイス」での展示はびっくりするくらいに規模が小さくなっていた。来年はもっと多くの作品をみたいところだ。

OFFF 2008

上記のように述べたが、OFFFはインスピレーションやモチベーションの源となり、素敵でユニークな環境をもつ素晴らしいイベントだ。チケット料金も、他の似たようなイベントの料金と比べると破格だ。OFFFのオーガナイザー、ありがとう!すでに来年のOFFFが非常に楽しみだ。ではまたリスボンで会いましょう!

OFFF Lisbon 2008
会期:2008年5月8日(木)〜10日(土)
会場:リスボン市内、LXファクトリー
https://www.offf.ws

Text: Eduard Prats Molner
Translation: Mariko Takei
Photos: Eduard Prats Molner

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