第26回 デザイン・フェスタ
HAPPENINGText: Yuki Furusho
東京ビッグサイトで開かれた第26回デザイン・フェスタ 。とにかく会場が広い。友達と出かけて迷子になったら最後、携帯が有っても再会が困難だ。…実際、私は何度かはぐれた。
私がまず覗いたのは、多くの人でにぎわっていたタコラスさんのブース。ボールペン一本で絵を描かれていると言う事だが、大変細かく精密機器を見ているよう。大きな絵を1ヶ月ほどで完成させるそうだ。彼の作品で面白いのはその描かれた白黒の建物が、怪獣が、名前のつけられないような昆虫(?)が紙の上にとどまらず動き出すところ。その様子はサイトで見る事ができる。
これらの映像自体もタコラスさんが作られたそう。また、バックに流れる音楽も彼が独学でボタンをピコピコと押して作曲されたそうだ。「どこかで見た事有るかも?」という事は取りあえず置いておいて、「懐かしさ」に顔がほころびる。普段は雑誌の挿絵等も描かれているそうだが、全く画風が違うので驚いた。お話を伺っている間も次々と画集やDVDが売れていて、ビジネスとしての可能性を感じた。
絵のすぐ横でDVDが上映されていたため、まるでアニメーションの原画を見ているようだ。周りに居たお客さんからも「癒される。」という声が。
取りあえず入り口近くから当ても無く見始めたのだが、あまりの広さに正直疲れるのだ。
ご覧のように疲れ果てて寝ているアーティストも居たくらいに。(これも作品表現の一部でしたら、すみません)
そして、アーティストの中にはロボットも居ました!(目が光ります)下に置かれている作品達は体の大部分が紙からできている。中にワイヤーが入っているため関節が曲がる。大学の卒業作品だそうで、大きめの作品はモーション・アニメーションを撮る予定だということで非売品。ぜひ彼らの暴れ回る姿が見たい!
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