アジア・メディア・フェスティバル 2007
ヨーロッパやアメリカにおけるアジア映画の脚色やリメイクに伴い、アジア映画への関心が高まっている今、よりアジアに注目のしがいがある時でもある。シンガポールが世界のメディア業界に対して、アジアで最も名声のあるトレードイベント、アジア・メディア・フェスティバルを開催する。
アジア・メディア・フェスティバルにて最新3Dテクノロジーを見る、情報通信芸術相リー・ブンヤンと、メディア開発庁最高責任者のクリストファー・チア
沢山のトレードイベントや授賞式を目玉とし、49カ国から290,000人以上の参加者が集うアジア・メディア・フェスティバルは、濃厚で刺激的な選ばれたアジアの作品を上映する。また、メディアコミュニティー内で思考や論点を分かち合い、作品の取引や露出の機会もつくりだす。昨年の業績を賛美したり、アジアにある才能の豊かさを示している。
第12回アジアン・テレビジョン・アワーズ、司会のアットとソニア・クーリング
アジアン・テレビジョン・アワーズ 2007がアジアの才能に敬意をはらい、フェスティバルに活気を加える。この賞は、29のカテゴリーを通して優れたアーティストや、番組、ブロードキャスターを表彰するというもの。今年の地上波ブロードキャスター(メディアコープ、シンガポール社)や、ベストニュース番組(スービック・レイプ・ケース、プロムールゲーション・バンディラ、ABS-CBN放送局)、女優のベストドラマパフォーマンス(ジーナ・パルレノのリメンバリング、ABS-CBN放送局)まで、アジアン・テレビジョンは魅力的でさわやかな作品を観客に届けるため奮闘する。
メディア・ファイナンス・フォーラムで、スピーチを行う「ウォール・ストリート」「アメリカン・サイコ」「サンキュー・フォー・スモーキング」のプロデューサー、エドワード・R・プレスマン
資金提供は、どんなプロジェクトの現実化にも重要な必須事項だ。近年、アジアのメディアに融資している部門は、1億5000万USドルもの巨大な成長を楽しんできた。この成長は、キープレーヤー達がそれぞれ業界に対する見解を共有する機会を提供するメディア・ファイナンス・フォーラムにて反映される。第4回目となる今年のフォーラムは、映画制作の国際的な性質に集中し、映画の中心地としてアジアの位置を強化するために境界を越えてのコラボレーションを促進する。さらにサポートを補強するために、覚書がシンガポールとフィリピン間で署名された。
アジアン・テレビジョン・アワーズにてオープニング演説を行う社会開発青年スポーツ相兼第二情報通信芸術相のビビアン・バラクリシュナン
トレードイベントでも、一般人が無視されることなく。メディアの可能性を秘めたストリート上の人々へのサポート努力が、フェスティバルの一部として平行に運んだ。WCGアジアン・チャンピオンシップ・オンライン・リーグのような活動は、地域を越えてゲーマーをひきつけ、ナショナル・ITwise・チャレンジは、学生にインタラクティブなデジタルメディアを紹介するため、新発見のスキルを競い革新的な作品をつくるワークショップのシリーズを開催した。
メディアは、私たちが毎日触れるいろいろな媒体を含む。このようなフェスティバルのサポートを通して、メディアのインターフェイスが品質と量とにおいて成長する。
Asia Media Festival 2007
会期:2007年11月14日(水)〜12月4日(火)
会場:シンガポール市内各所
https://www.asiamediafestival.com
Text: Fann ZJ
Translation: Yurie Hatano
Photos: Courtesy of Asia Media Festival