ジェレミーヴィル
PEOPLEText: Yurie Hatano
シドニーを拠点とするアニメーター、漫画家、イラストレーター、プロダクトデザイナー、編集長、ファインアーティスト、トーイデザイナー、服飾デザイナー、あらゆる顔を持つ Jeremyville(ジェレミーヴィル)が登場!SHIFTカバーとの連動インタビューをお楽しみください。
自己紹介をお願いします。
まず僕はアートスクールではなく、建築を選びました。そこでは応用アート、デザイン、また規律や構造を自分のクリエイティブ思考過程に取り入れる方法を学べたからです。コンセプトやプロジェクトに関して、一つの特定の媒体はないと考えます。
最近のコレットのグループ展に参加していました。KAWS、マイク・ミルズ、村上隆、奈良美智、フューチュラ、ファフィなどと一緒に。また制作した本には、デザイナートーイの世界で初めての本「Vinyl Will Kill」と、ベック、デビルロボッツ、ジェフ・マクフェリッジなどとコラボレートした最新の「Jeremyville Sessions」があります。それからカスタムバッグをコンセプトにした僕達のプロジェクトには、ミス・ヴァン、ゲイリー・ベースマン、ハイメ・アニョン、ジュヌビエーブ・ゴクレールなど、これまで500人以上のアーティストを引き込んでいます。
ジェレミーヴィルとしてスタートしたきっかけは何ですか?
僕は、アニメーター、漫画家、イラストレーター、プロダクトデザイナー、編集長、ファインアーティスト、トーイデザイナー、服飾デザイナーです。何においても、一つの肩書きやタイトルを持つことが好きではありません。限定されすぎています。ある分野から違う分野をまたぐことが好きで、それがジェレミーヴィルの一部を表わしていると言えます。だからジェレミーヴィルとしてスタートしたのです。ジェレミーヴィルは、何かがおこり、他の者、アーティスト、クライアントが訪れたりコラボレートできる場所です。心の状態でもあり、プロジェクトに基づいたコンセプトでもあります。
現在取り組んでいるプロジェクトや活動は何ですか?
ファフィを僕の家のディナーに招待しました!楽しい夜でしたよ。ジョージ・ルーカスの「スター・ウォーズ」展のための、実寸大ダースベーダーヘルメットも描いています。この展覧会には他に、ジェフ・ソート、ダレク、シャグ、コジック、バフモンスターが参加しています。「クイックシルバー」のためのデザインも手がけていて、ドイツのケルンのギャラリーに描いた僕の60インチの巨大Qeeが売れました。それから「コンバース」のシューズデザインも手がけたばかりで、「MTVイタリア」のトーイもペイントしました。LAからの新しい本であるコミックブック選集にも参加していますし、新しいトーイも登場する予定、ニューヨークの「キッドロボット」とのトーイもつくっています。
リフィル・マガジン主催のスケートボード展にも参加していました。マーロック、ルースター、ジェフ・ステイプル、マーク・アトラン、アンディ・ジェンキンス、ジェレミー・ホリスター、マーダ、ビッグフィート、ファフィ、ティルト、モンスター・チルドレン、リンゼン、マヤ・ハヤック、 コディ・ハドソン、ルカ・イオネスキュ、マイケル・レオン他、沢山のアーティストがいました。
最新の「Jeremyville Sessions」は楽しくて濃いできですね。コンセプトや、制作中のストーリーなど聞かせてください。
ありがとう。この本はコラボレーションの全てです。ミュージシャン、ベック、ジェフ・マクフェリッジ、コレット、ミス・ヴァン、デアネ・チョイク、レゴ、MTV、アディダス、デビルロボッツ、ゲイリー・ベースマンなど、300のアーティストやカンパニーが関わっています。IdNによる出版。このカバーの反射するシルバーを上手く出すために制作サンプル5回分かかりました。クリス、ジョナサン、ローレンス他、IdNチームが素晴らしい仕事をしてくれました。
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