第2回 ゴー・ガガ

HAPPENINGText: Emanuelis Ryklys

ゴー・ガガとはリトアニアで行われている移動型オーディオビジュアル・イベントの略称。現代的なな視覚、音の旅をよく知られた都市のスペースで組織立てていく試みを行っている。主催は、RUT RUTコレクティブによるもの。ゴー・ガガのイベントの中で表現された音楽はドイツとイギリスからのエレクトロニックダンスシーンと強い繋がりがある。これらの国々は最近音楽的に強くインパクトを与えてきている国なのでその繋がりは何ら可笑しいことではないのだ。

ゴー・ガガは、よりライブイベントを創り出そうしているため、DJよりもバンドを用いることを好んでいる。もちろんDJもいるが。また主催者達はできるだけ沢山の地元のVJを起用しようともしており、彼らはバンドやDJのプレイと共にパフォーマンスを行う。東ヨーロッパであるリトアニアという国にはいまだソヴィエト時代からの特徴的な建築の空間が残されている。ゴー・ガガはよりよいイベント空間のためにいつでもそれらを本来の要素として使うことを試みている。

それらの多くの建物や場所はリトアニアの歴史のほんとうに特殊な部分であるため、そういった忘れられた場所を現実のものとするのはまた極めて重要なことであるといえる。一番の悲しいことといえば、彼らにとって最近のリトアニアでの状況は極端なほどに悪い、なぜなら多くの建物が私物化され壊されることが多くなっているからだ。5年間という期間の間になくなってしまうことも十分に考えられる。

ビリニュスのシルビアにある最も古い劇場にて2005年12月に一番初めのゴー・ガガは開催された。イベントの中でDJやVJまたいくつかのライブイベントバンドは劇場のホール内で演奏が可能だった。またゴー・ガガの一番初めのDVDはパーティザナジのDJのミックスとVJによる特殊ビジュアル効果にあわせて公演された。

二度目のゴー・ガガは、4月21日、22日にリトアニアの二都市の中の主要都市であるビリニュスと港町のクライペダ内の3箇所の異なる場所で行われた。

ビリニュスでは古いマリにあるギャラリー・アルカにて開催。そこはモダンであるにもかかわらずとても心地よくまたおおくのホールがある。ゴー・ガガはアーティストのために二箇所のホールを使った。大きいの方のホールはライブダンス音楽専門に、小さい方のホールは聴くためのスペースとされた。

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