ストロベリーフロッグ
PEOPLEText: Jay Taylor, Brad Dykema
私たちはフランス語を話しませんが、ELLEのキャンペーンについてどう思いますか?
私もフランス語はあまり話せませんが、かっこいいと思います。キャンペーンは主にアメリカで行われたと思いますが、このキャンペーンは本当に女性として私に語りかけます。すべてのサークルが私たちの固定観念や美しさの認識を構成しているようですが、ELLEは私を個人として見ています。また、広告のデザインにドロップシャドウを使用したところも気に入っています。
「prescription(処方箋)」と「subscription(購読)」という言葉を混同することがあるのはおかしいと思いませんか?
それはストロベリーフロッグが、薬局と製薬会社に対して行った広告を思い出させます。スプレッドの左側にある歪んだ溶けた画像は、この人が眠っているのか起きているのかわからない世界でどのように生活しているかをはっきりと示しています。睡眠という言葉の後ろに赤を表示すると、コピーが強調され、睡眠が苛立ちと攻撃性の点で乱用されていることがわかります。彼女が作成したこの世界または避難所は、彼女の目の前で溶けています。
フロッグ(蛙)は好き?
ええ、好きです。
じゃあ、ストロベリーは?
大好き。
アムステルダムで一番好きなミュージアムは?
全然知らないです。ここに住んでいるのにミュージアムに行ったりしないのって、おかしいですよね。
カフェのお客さんは、どこの人が多い?
ストロベリーフロッグは、すごくいいお客さんですよ。皆すごく礼儀正しいし。お昼によく、フレッシュオレンジジュースとカプチーノ、当店自慢のアップルケーキを楽しみつつ、クラブサンドパーティーを催すんだけど、彼等のアップルケーキへの欲望は、彼等が世界的なクライアントやクロスボーダーなブランドと仕事をしているからだと思うの。うちの店には、世界中にお客さんがいるっていうこと。だから、この地球に住んでいる人は皆、当店自慢のアップルケーキを知っていることになるんです。
もし、ストロベリーフロッグがアムステルダムの他の場所に移ったとしたら、新しいオフィスの近くで働きたいと思う?
ストロベリーフロッグの人達は、皆若くて形式ばっていないから、オフィスに食べ物を運ぶのは好きです。もしオフィスが他の場所に移ったら、それはこの店のビジネスにとって大損害ですね。新しいオフィスにクラブサンドイッチを配達するから、いつでも電話してくださいね。
最後に一言。
じゃあ一言だけ。フロッグ(蛙)のようなイメージがあるけど、彼等は本当に良く食べます。ホントに沢山。今、インタラクティブ部門を新しく設立中だって噂を聞いたけど、そうなると、もっと沢山アップルケーキを焼くことになりそうですね。
Text: Jay Taylor, Brad Dykema
Translation: Mayumi Kaneko
