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サウンド・オブ・ストックホルム 2018

HAPPENINGText: Victor Moreno

最終日の夜はより激しく、一種のビートと低音で観客を洗脳するようなデンマークのDJヴェのクラブナイトとなった。

デンマークのカルテット、ウィー・ライク・ウィーフィルキンゲンのメインルームで演奏していた。間違いなく、フィルキンゲンはスカンジナビアで実験音楽と芸術に捧げられた最も重要な実験的芸術研究の場だ。この協会は1933年に設立され、現在はフィルキンゲンの空間で新しい作品を制作し、発表する約300人のスウェーデン人および国際的な芸術家で構成されている。


We Like We © Sound of Stockholm

『フィルキンゲンでのサウンド・オブ・ストックホルムへの参加は本当に興味深く、私達のようなニッチな音楽愛好家にとても人気があります。』ウィー・ライク・ウィーのメンバーであるカトリン・グラーロプ・エルボは説明する。そして彼女はこのように続けた。『私たちがアルバムをリリースしたベルリンのソニック・ピーシーズというレーベルが私たちの活動を気に入ってくれていたこともあり、サウンド・オブ・ストックホルムの会期中にフィルキンゲンで演奏するよう勧めてくれたのが出演のきっかけです。』
更に、裏話を聞くことができた。『私たちはそれぞれがチェロ、バイオリン、パーカッションを専攻していたデンマーク王立音楽アカデミーで出会いました。音楽アカデミーから5年経った今、グループとしてどのように協調していくのかを探求していますが、古典的な音楽出身なので、作曲家からの指示である楽譜なしに演奏することはちょっとした革命でもあったのです。私たちはクラシック音楽の影響を受けていますが、ダイナミックに幅広い範囲の音楽を扱っています。金属製の楽器、アナログFXペダル、そして声も加わります。自分のことを作曲家と呼ぶ私たちは、たくさんのセッションをこなします。そこからアイディアを得て、記録し、作曲に焦点を当てていきます。パフォーマンスで楽譜を使うことはめったになく、楽譜を使わないことが、私たちのコンセプトの一部なのです。ただ、オペラなどにも挑戦してみたいと思っているので、楽譜を作るときもありますよ。』と、バンドのボーカル、カティンカ・フォー・ヴィンデェヴは語ってくれた。


Maja S. K. Ratkje © Sound of Stockholm

私たちは、サウンド・オブ・ストックホルムのためのフィルキンゲンのような場所の重要性についてウェドランドに尋ねた。『フィルキンゲンはサウンド・オブ・ストックホルムにとって非常に重要です。イベント会場として、毎年戻ってくるべき場所として、連続性を提供する場所として、フェスティバルに参加するさまざまな人々やジャンルを結ぶハブであり、さらにフェスティバルの魂を定義するものであることは言うまでもありません。フィルキンゲンがなければサウンド・オブ・ストックホルムを想像することはできませんでした。』

別のパフォーマンスで注目を集めたのが、、ノルウェー出身の作曲家・マヤ S.K.ラトシェ。彼女はヨーロッパの様々なロイヤルミュージックアカデミーや、プロや学者からも賞賛を得ており、作品にはノルウェーラジオオーケストラやBBCスコティッシュシンフォニーオーケストラのような機関からの協力も得ている。こちらから、サウンド・オブ・ストックホルムのアーティストの全リストを見ることができる。

サウンド・オブ・ストックホルムは、スカンジナビア周辺の実験音楽とサウンドアートを専門とする有名な多くの機関のお陰で、ミュージシャン、プロ、学生たちの拠点としての働きをもつ大きな可能性を秘めている。更にEMSには、スウェーデンの政府機関であるミュージック・ヴァーケットからのサポートと、サウンド・オブ・ストックホルムと長期的に良好な関係があり、資金の手助け、アーティストのプレゼンテーション、ワークショップの機会、住居や繋がりを提供することができる。今年はサウンド・オブ・ストックホルムアーティストのロブ・ロウがEMSに2日間滞在し、昨年は、クラブ・コンテンポラリー・クラシカル・ネットワークのガブリエル・プロコフィエフとエティエンヌ・アベリンがEMSでワークショップを開催。また2016年には、EMSとサウンド・オブ・ストックホルムのコラボとして、カナダの作曲家、芸術家、音楽家でもあるミリアム・ブローをフェスティバルに招待した。ミュージック・ヴァーケットは、EMSを通じてフェスティバルに重要な貢献をしているだけでなく、助成金を通じてこれまでのフェスティバルにとって不可欠な経済的な支援もしてきたのだ。

Sound of Stockholm 2018
会期:2018年11月22日~24日
会場:Eric Ericsonhallen + Fylkingen etc.
http://soundofstockholm.se

Text: Victor Moreno
Translation: Satsuki Miyanishi

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