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ステファン・マークス

PEOPLEText: Noriyuki Abe

StefanMarxスケートボード・カルチャーに影響を受けながらも独特な作風で、どこにも属す事のない自由な世界をドローイングで表現するアーティスト、それがステファン・マークスだ。彼の描く世界は多くの人々に愛されており、一度見ればすぐに「これはステファンの絵だ!」と分かるに違いない。彼の独創的で愛らしい世界を覗いてみよう。

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まず初めに、自己紹介お願いします。

読者のみなさん、こんにちは。ステファン・マークスです。35歳、ドイツに住んでいます。

最近の活動、そして過去の印象的だったプロジェクトについて教えて下さい。

昨年は大変楽しく様々なプロジェクトに挑戦しました。それぞれの個展のために違う作品を描きました。ハンブルグの「ガレリエカリングンサー」では、アートブック出版社であるクリストフ・ケラーのパーキングチケットのプロジェクトでした。夏にはパリのコレットで個展を開き、ニューヨークアートブックフェアのためにニューヨークにも行きました。活動は「ミュール・ミュージック」や「スモールビル」(など音楽レーベル)のプロジェクトにまで及んでいます。もう一つの、本当に最高だったプロジェクトといえば、東京の羽田空港で伊勢丹のポップアップストアのために描いた飛行機のドローイングですね。

SMarx_02_2.pngColette Invitation 2014Smallville 36 Cover, Smallville 2013
Julius Steinhoff record Cover, Smallville 2014

現在、活動の拠点としているハンブルグについて教えて下さい。 あなた自身やあなたの活動にどんな影響を与えましたか?

ハンブルグはドイツの北にある都市です。私は数年前から住んでいます。凄く好きという訳ではないんです。でも、楽しい人々がそこら中にいるんです。自分達のレコードストアとレーベルである「スモールビル」もあります。素晴らしいですよ。あと、空港がすごく好きです。

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Installation view, Krankheit als Metapher, 2014, Photo: Miguel Martinez

いつ、どのように、スケートボードとスケートボード・カルチャーに出会ったのですか? また、最近のそれらとの関係性を教えて下さい。

10歳ぐらいの時にスケートボードカルチャーに出会いました。以前はオモチャのようなボードは持っていました。それから雑誌でその全体の文化を知ったんです。そして、異なるスケートボードブランドと働き始めました。最近は時々いくつかのボードを手掛けています。次回のエキサイティングなシリーズは、ニューヨークシティのファイブボロ・ニューヨークシティと友人でありこの素敵な会社を経営しているマーク・ナーデリとのプロジェクトです。

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