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EA(エア)

PEOPLEText: Setsuko Hori

常にアーティストの視点で生活していますか?

シンヤ:常に音を探し、日常的な祭りの音や野球の音などを非日常的なものに転換する。日本特有の美をあえて新鮮に思うことを大切にしていて、それでAKITA(秋田)という曲を作ったんだ。物心ついた時点から、欧米文化をモチーフにした音楽が日常で、日本の音楽が非日常的に感じた。日本はどこでもBGMが流れているけど、NYに行ったとき、行く先々の店で音楽(BGM)が流れていないことにびっくりしたんだ。もともとは音楽が非日常感を演出するものだったと思うんだけど、それがどこでも流れているから、日本は常に非日常の中に生きている気がする。とにかく無音が無いんだ。

マイカ:わたしは日本とフランスのハーフなんだけど、日本の文化や自然が本当に大好きだから、詩を書くときは、シンヤさんのその感性を壊さないように気を遣いながらも自分の言葉で伝えたいと思っているの。

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2014年、これからにむけての展望を教えてください。

シンヤ:もっと実験的なアルバムを作り、国内外でライブを沢山やっていきたい。いろいろなアーティストとコラボレーションしたいと思っているよ。

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Illustration by Setsuko Hori

どのようなライブを目指していますか?

シンヤ:映画を見ているように楽しんでほしい。オーディエンスとの一体感等には興味が無くて、人それぞれの感性、解釈は自由だし、誰も彼もに好かれる音楽を目指しているわけでもないんだ。体調なんかもあるだろうし人々は簡単に盛り上がれない、だから時にはライブを見て苦笑いしてもいいと思っている。オーディエンスが我を忘れて欲しくないし、自分を持って見て欲しい。それから、音楽の枠組みを超えた表現ができるようなライブをしたいと思っている。最近はファッションショーなんかにも興味があって、ファッションショーで音楽を生演奏したりできたらいいと思っているんだ。

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今後の詳しい予定は?

マイカ:2014年春に、エアが音楽とナレーションを担当した電子書籍、原発えほんプロジェクトの「ひかりのりゅうとぼくのくに」が発売されます。有志で集まった各方面のクリエイター同士で、知恵を出し合って完成させました。この国になにが起こったか、子どもたちに伝えていくための絵本です。ぜひ、大人も子どももダウンロードして読んでみて欲しいです。売り上げは東日本大震災の義援金として寄付されます。詳しいリリース日などは、ぜひ私たちのホームページをチェックしてくださいね。

シンヤ:それとエアでは、個性的なダンサー・パフォーマー・VJ・イラストレーター等様々な分野の表現者を募集している。僕たちの活動に興味を持ってくれた方は、info@eaeaea.netまで気軽に連絡をして欲しい。

マイカ:à bientôt!(またね!)

Text: Setsuko Hori
Photos: Courtesy of EA

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