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三原聡一郎

PEOPLEText: Satsuki Miyanishi

影響を受けたアーティストやデザイナー、音楽などがあれば教えてください。

超越した何かを追求する哲学や思想を感じる方が非常に好きです。沢山居るのですが、荒川修作、内藤礼、安藤洋子、ウェルナーヘルツォーク、スタンブラッケイジの5人は特別です。

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「vexations – composition in progress 時間旅行展」クロージングイベント, YCAM © 三原聡一郎

現在はバイオテクノロジーの考察を続けているそうですが、その活動や今後挑戦していきたいことがあれば教えて下さい。

今回の滞在は来年の8月で終ります。その後はサスティナビリティ(持続性)というテーマで特にエネルギーの美意識を考えたいです。長いスパンだと、まだ未踏の地にはどこでも興味ありますし、死ぬまでには宇宙空間か他の惑星でアートプロジェクトをしてみたいです。

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テクタイルツールキット」 © テクタイル
昨年度まで在籍した「YCAM InterLab」で、触覚研究者と2年間かけて共同研究を行なった成果の一つ。
スマホなどタッチングデバイスの普及で注目が集る最新の触覚技術分野の普及とアートへの応用の為に、子供も含め一般向けに振動を利用して触感プロトタイピングを可能にするツールキットを制作。主に昨年度まで工学系、表現系の大学研究機関や美術館などでワークショップ展開を行なった。

これからもメディアアートの分野にとどまらず、他分野とのコラボレーションを続けていきますか?

様々なプロフェッショナルの方と関われることは、知見が拡がるので非常に嬉しいです。またメディアアートという言葉が実際どこまでのフィールドを含むのか、僕にはあまり実感が湧かない部分もあります。余り気にせずに、その時にめぐり逢うもので表現していければと思います。こうしなくてはいけないということがアートにはないのですから。

第17回 文化庁メディア芸術祭受賞作品展
会期:2014年2月5日(水)~16日(日)
会場:国立新美術館、東京ミッドタウン、シネマート六本木、スーパー・デラックス
   ※開館時間、休館日は会場によって異なります
入場無料
主催:文化庁メディア芸術祭実行委員会
TEL:03-5459-4755(9:00~20:00)
https://j-mediaarts.jp

Text: Satsuki Miyanishi

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