クリエイティブ北海道ミーツ台北
HAPPENINGText: Taketo Oguchi
“クリエイティブ”をキーワードに、北海道からアジアへ発信
Photo: Takumi Yamamoto
北海道の優れたクリエイティブカルチャーを国内外へ紹介するプロジェクト「クリエイティブ北海道」の台北プロモーション「クリエイティブ北海道ミーツ台北」が、去年に続きアッシュ・ペー・フランスの運営で台北で開催されたアートフェア「NEW CITY ART FAIR」とのタイアップで11月7日から10日に渡り開催された。
「NEW CITY ART FAIR」クリエイティブ北海道ブース Photo Courtesy of Clark Gallery + SHIFT
クラークギャラリー+SHIFTは本プロジェクトのクリエイティブディレクションを担当。アートフェア札幌にも出展する札幌市内のギャラリー、ギャラリー門馬、シンビオーシス、ハナアグラと共に参加し、藤沢レオ、蒲原みどり、米澤卓也、篠木正幸、澁谷俊彦、砂金隆則、ワビサビの作品を出品した。プロモーションが目的であったが、北海道のアート作品は来場者の注目を集めることに成功し、セールスも好調であった。
「roomsLINK」クリエイティブ北海道ブース Photo: Shoji Kasahara
また同時開催されたファッションの合同展示会「roomsLINK」には、カミシマチナミ/イエロー、エステル、ザ・ラスト・フラワー・オブ・ジ・アフタヌーン、AI KOMORI、24 Kiricoが出展し、プロモーションやビジネスマッチングを行い、アジアマーケットへの拡大へ向け、可能性を探っていた。
横山美和「メイクアップツアー」 with 美人時計台湾 Photo: Takumi Yamamoto
メイクアップアーティストの横山美和は、今年台湾でもサービスのはじまった「美人時計台湾版」とのコラボレーションで、メイクサービスを行い、常に行列ができる人気ぶりであった。また台北のストリートでもゲリラパフォーマンスをするなど、精力的にプロモーション活動を行った。
オープニングパーティでのクリョーンのライブ演奏 Photo: Takumi Yamamoto
クリエイティブ北海道のタイアップで行われたオープニングパーティには、クリョーン、パークゴルフが出演。若干19歳のトラックメーカー女子、クリョーンのファッション性も注目を集め、メディアの取材に応えていた。また、北海道小樽市に店舗を構える「ルタオ」が台北に出店しているカフェ「KONAYUKI」のケータリングも提供され、来場者に好評を得た。
オープニングパーティ タイアップ with クリエイティブ北海道 Photo: Takumi Yamamoto
台北に続き現在、香港プロモーションも展開中。クリエイティブ北海道プロジェクトの一環として、澁谷俊彦の新作インスタレーション「スノーパレット5」が11月11日から小樽運河プラザと小樽貴賓館で、クロスホテル札幌で砂金隆則のエントランスアートと12月からは「クリエイティブ北海道展 in 札幌も行われている。
先日発表となったトリップアドバイザーの人気投票でも、訪れたい観光都市・世界7位(アジア2位)の札幌(北海道)というポテンシャルをアドバンテージとして、クリエイティブというコンテンツを付加価値として、北海道からアジアへ発信するプロジェクトにご注目ください。
クリエイティブ北海道ミーツ台北
会期:2013年11月7日〜10日
会場:松山文化創意園區
住所:No.133 Guangfu South Road, Xinyi District, Taipei, Taiwan
クリエイティブディレクション:クラークギャラリー+SHIFT
協力:札幌市、北海道運輸局、クロスホテル札幌、ヒルトン・ニセコ・ビレッジ、小樽観光協会
クリエイティブ北海道ミーツ香港
会期:2013年11月29日〜12月8日
会場:セントラルオアシスギャラリー
クリエイティブディレクション:クラークギャラリー+SHIFT
協力:札幌市、北海道運輸局、クロスホテル札幌、ヒルトン・ニセコ・ビレッジ、小樽観光協会
クリエイティブ北海道展 in 札幌
会期:2013年12月1日〜2014年2月28日
会場:クロスホテル札幌(札幌市中央区北2西2)
TEL:011-272-0051(クロスホテル札幌企画部)
主催:クロスホテル札幌
キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT
協力:まちなかアート、株式会社正文舎
澁谷俊彦 新作インスタレーション「スノーパレット5」
会期:2013年11月11日〜雪融けまで
会場:小樽運河プラザと小樽貴賓館
キュレーション:クラークギャラリー+SHIFT
協力:小樽観光協会、北海道新聞社
Text: Taketo Oguchi
Photos: Takumi Yamamoto, Shoji Kasahara