エキシビジョン・ロード・ショー 2012

HAPPENINGText: Mike Sullivan

もう一つのパフォーマンスはおそらく私が今までで観たどれよりも独創的な一つであり、デモニア・ニンフの音楽史を思い起こさせるものであった。二人の才能あるアーティストが作曲し演奏した音楽は、古代ギリシャの楽器を使って、いつまでも記憶に残る音を生み出し、見ていても非常に楽しいものであった。

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The Roving Crows

夜の締めくくりには、二つの選択肢があり、道路の最後であるザ・ローニング・クローズかフォークバイオリンニストのデイブ・スウォーブリックである。ザ・ローニング・クローズは様々な楽器を使って、多くの人に元気よく一緒に踊ってもらうことで有名であり、一方デイブ・スウォーブリックの演奏は座ってリラックスしながらイギリスの素晴らしい音色を楽しむことができるものであった。

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Eliza Carthy

他の日のイベントには、科学の動きを間近で見ることができる相互作用の粒子加速装置、固定自転車での高速自転車レースであるローラパルザ、また様々なアーティストの音楽を楽しむことができる。最終日の最後のイベントは、ビートルズの楽曲をまったく新しい音色に変えて演奏するマイクウェストブルークバンド、130人ものメンバーからなるマンスフィールド大学のマーチングバンド、そして世界中の現代の曲・合唱曲・フォークソングを混合して歌うウィリアムテンネント高校の聖歌隊による音楽が披露された。

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Katie Paterson: Campo del Cielo, Field of the Sky, Commissioned by ROAD SHOW. Photo: Linette Frewin

展覧会・ロード・ショー2012はアートにも力を入れており、トーマス・リバーティニーの「THE AGREEMENT」、グレイム・ミラーの「ON AIR」、ケイティ・パターソンの「CAMPO DEL CIELO, FIELD OF THE SKY」などが展示された。

ケイティ・パターソンの作品は目を奪うものがあるが、驚くのは彼女の作品の歴史を知った時である。彼女の所有する隕石は、何億年も空間を旅し、鋳造し、また溶けて、そして新しい形に鋳造されたのだ。何かとても古いものに触るのは奇妙な感じであるが、私たちが生きているこの巨大な宇宙を、そしてその宇宙が生み出した芸術を思い出させてくれるのだ。

Exhibition Road Show 2012
会期:2012年7月28日(土)〜8月5日(日)
時間:18:00〜22:00(土・日曜日は終日)
会場:Exhibition Road
住所:Exhibition Road, SW7 2DD, London
TEL:+44 (0)20 7594 2862
入場無料
https://exhibitionroadshow.co.uk

Text: Mike Sullivan
Translation: Akage Kaku

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