鈴木大

PEOPLEText: Mariko Takei

10月1日に発売開始のSHIFT 2011 カレンダー。そのビジュアルのひとつを手掛ける鈴木大(すずき・だい)は、神奈川在住のグラフィックデザイナーだ。今月号のカバービジュアルとともに、グラフィックデザイナーとして活動する経緯や手掛けた作品、今後の抱負などをお届けしよう。

鈴木大

まず自己紹介をお願いします。

こんにちは。名前は鈴木大と申します。1984年の福島県生まれ、現在は神奈川県に住んでいます。4年制大学を卒業した後、メーカーで3年間勤務して今年の6月に退社し、一人で活動を始めました。

これまでにどのような活動をされてますか?また、グラフィックデザイナーとして活躍するようになった経緯を教えて下さい。

これまでの活動は友人のCDジャケットやフライヤーなどをたまに作るぐらいです。グラッフィックデザイナーになろうとしたきっかけは、大学4年生のときに就職活動をしているときに「やりたいことはなんだろう」と考えた末、マックとイラレストレーターやフォトショップなどを購入しつつ自力で勉強しました。

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これまでに手掛けたプロジェクトや作品をいくつかご紹介ください。

自分で作成した本「HERE TO STAY」が一番新しい作品です。僕が影響を受けてきたものや思いついたものをグラフィックデザインやイラストにしたものをまとめたものです。あとは退社後リニューアルした自身のウェブサイトです。可変グリッドレイアウトにして作品を見やすくしました。

今回、SHIFTカレンダーコンペティションに参加された動機を教えてもらえますか?また出品作品についても制作意図などお聞かせ下さい。

ちょうど会社を退社したときに、学生時代から見ていたSHIFTのカレンダーコンペティションは今年もあるのかな~とのぞいてみたところ、募集していたので力試しのつもりで応募しました。

制作意図は「不調」にあります。ファミコンのRPGなど戦闘画面でキャラクターがダメージ受けたときにステータスの表示の色が変わったり、キャラのアイコンが変化したり、とそのようなことをうまく表現できないかと思い作りました。

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000MHz」代表とありますが、000MHzについて活動内容を教えて下さい。

000MHzといっても実際は僕個人で活動しているにすぎなかったりします。僕自身が活動するにあたって、何か分かりやすいキャッチーな屋号みたいのがほしいなと思ったのと、よくグラフィックデザイナーの方々がこういったオリジナルの屋号をつけているのがかっこいいなと思ったからです。

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