ザ・レヴォネッツ

PEOPLEText: Victor Moreno

デンマークのデュオ、ザ・レヴォネッツが再スタートを切った。「Whip it on」を初のアルバムとすれば、「In And Out Of Control」は彼らの4枚目となるアルバムである。
ニューアルバムのリリースツアーでヨーロッパを回った後、アメリカに戻り、砂漠で開催される野外ロックフェス、コーチェラ・ミュージック・フェスティバルや、メキシコでも演奏を行った。スペインとドイツの国境にある場所で彼らに会う機会を得たので、バンドの過去や今までの経緯について聞いてみた。最近彼らは日本での所属先レーベルを探しつつ、ドクターマーチンの50周年記念カヴァーソングを制作している。

Raveonettes

バンドを結成した経緯を教えて下さい。

僕らは共通の友人を介して90年代の終わり頃コペンハーゲンで知り合ったんだ。それから2000年に一緒に演奏するようになり、2002年に「Whip it on」をデンマークでリリースしました。

それから今に至るまで、バンドで演奏しようとした頃、コペンハーゲンという場所はどうでしたか?

デンマークは文化的な経済支援が充実しているんだよ。すごく良いことだよね。でも難しい点は500万人しか人口がないということ。だから、なんとかして国外に進出なければならなくて、ここ8年間はロンドンとニューヨークとロサンゼルスに住んでいたんだ。

あなた達二人は最近違う街に住んでるのですよね?

そうです。

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2人が仕事をする上でmp3は重要な要素だそうですね。

そうです。僕たちは音源と曲のファイルをEメールでやり取りしてレコーディングを進めてきました。でもニューヨークやロサンゼルス、コペンハーゲンでもたくさんミーティングしていたりもしています。

普段活動している場所はどこですか?

ブルックリンにスペースをもってるよ。

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2002年の「Whip It On」から2009年の「In And Out Of Control」までの間、レコーディングの仕方に何か変化がありましたか?

僕らのアルバム全て、それぞれ異なるんだ。「Whip It On」の時は夜にスタジオを借りてレコーディングしました。他に誰もいなかったしね。だから僕らはタダで貸してもらうことができたんだ。「Chain Gang of Love」は自宅で録音したし、ボーカルは全てニューヨークにある豪華なスタジオで録ったんだ。「Pretty In Black」はウッドストックの近くの、かなり大きい宿泊設備のあるスタジオで録った。従来のやり方だったけどね。「Lust lust lust」は全てをニューヨークとロサンゼルスとコペンハーゲンの自宅でLo-Fiでレコーディング。それからこのアルバムの最後の曲はコペンハーゲンにある僕らのプロデューサーのスタジオで収録しました。でも大規模な制作を早く、かつ、のんびりやったから、とてもLo-Fiな感じになってるんだよね。だからって十分つくり込んではあるんだけど。

普段から同じ音楽プロデューサーと一緒に仕事をしていますか?それか毎回のセッションで変えてみたいと思いますか?

多くの場合、僕たちはプロデューサーとは一緒にレコーディングはしないんだ。リチャード・ゴッテラーとコラボレーションしたけど、どちらかというと彼は監督って存在だったし。この最後のアルバムをプロデュースしたトーマス・トロエルセンは、よりプロデューサーらしい役割をした人なんじゃないかな。レヴォネッツがバラバラになっちゃったけど。

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ヨーロッパとアメリカでレコーディングしたことがありますか?

ほとんどのアルバムはヨーロッパとアメリカでレコーディングしたよ。

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知的な歌詞ですね。2人とも作詞に関わっているのですか?

ヴォーカルのシャリンが作詞作曲を担当してます。

何にインスピレーションを受けますか?

アート、文学、友達や嫌いな人間、物語や自分の辿る運命からかな。

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いつも同じミュージシャンと一緒にツアーを回りますか?

変わるね。ある時は2人で演奏するし、また他の時は3人でやったりもする。でも一番多いのは5人だね。

ディペッシュ・モードとのツアーでバンドは大きく一歩前進したと思います。それはどのような経験だったかを教えていただけますか?

信じられないような経験だった。お世辞だけどマーティン・ゴアとデヴィッド・ガーンは僕らのファンだって言ってくれたし、大きな会場向けに僕らの音楽をどう調整したらいいのかを学ぶことができた素晴らしい経験だったよ。あのツアーにはすごくいい思い出があるんだ。最近メキシコシティーでも一緒に演奏したんだ。そこは今までで一番大きな会場だったけどね。マーティン・ゴアとは今もコンタクトをとってるよ。

ツアーで注目したことをいくつか教えて下さい。

そうだな、しいていえば全ての事に対して引きつけられたよ。大規模なイベントでは、より個人的な曲の方がうまくいったということに興味深い発見があったね。

マドリッドにある闘牛場でのディペッシュ・モードの演奏を観ているあなたの写真があったのを覚えていますよ。

そうなんだ、僕も覚えているよ!ありえないような場所でとても素晴らしかった。でも闘牛場での演奏がいかに大変か知らないプロダクションが、あの場所でやるなんてわざわざ自分の首を締めるようなことをしていたんだよね。

日本で演奏したことはありますか?

フジロックフェスティバルで一度演奏したことがあるよ。多分今まででベスト3に入るくらいい体験だったよ。個人的にも日本にはとても魅力を感じているんだ。だから日本でまた日本で演奏したいと思ってるんだけど、オファーもないからね。あと、日本でレーベルを見つけたいんだ!もし誰か僕たちとコンタクトを希望する人がいたら、まずは僕たちのツイッターまで!

Text: Victor Moreno
Translation: Nozomi Suzuki
Photos: Victor Moreno

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